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服部真夕
世界の岡本綾子が見初めた大器

週刊ダイヤモンド編集部
【第94回】 2009年9月19日
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岡本綾子
写真 加藤昌人

 若手の台頭が目覚ましい女子プロゴルフ界のなかで“大器”と期待される。

 初試合は小学6年生で経験した。まだゴルフを始めて2年目、しかも「18ホールを回ったのはそのときが初めて」だったが、73のスコアをたたき出し、優勝をさらった。

 166センチメートルの上背を生かしたドライバーの飛距離は、平均260ヤード。大学2年生でプロテストにトップ合格を果たし、わずか12試合でシード権を獲得した。

 プロ2年目の2008年11月、20歳でツアー初優勝。海外のトッププロが参戦した翌週の「ミズノクラシック」でも日本人最上位の2位につけ存在感を見せつけた。

 控えめな言動とは対照的な、豪快に攻めるゴルフ。ツアー初優勝は、最終日17番ホールで17メートルの超ロングパットを沈めての大逆転劇だった。見る者を魅了するスター性も兼ね備えている。

 歴史に残るトッププレーヤーの岡本綾子の唯一の弟子でもある。師の指導に従って、昨年はスウィング改造に取り組んだ。ツアー前半は慣れないフォームに苦しんだものの、後半に入って一気に安定性を増す。「球を打つのは大好き」というその素直さで、世界一の完成度といわれた岡本のスウィング理論を吸収する。

 岡本が米LPGAツアーで賞金王となったのは1987年。20数年の時を経て、その愛弟子が同じ舞台に立つことを、師だけではなくゴルフファンも、夢描いている。


(ジャーナリスト・田原 寛)


服部真夕(Mayu Hattori)●プロゴルファー 1988年生まれ。10歳でゴルフを始め、高校時代に全国高等学校ゴルフ選手権春季大会優勝。2007年、大学在学中にプロテストにトップ合格。08年、「樋口久子IDC大塚家具レディス」でツアー初優勝し、賞金ランキング15位。日本ゴルフトーナメント振興協会新人賞受賞。

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