旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理
【第76回】 2014年7月25日 車 浮代

万葉集にも詠まれた『蓴菜《じゅんさい》』
独特のぬめりは新芽を守るため

 「じゅんさいな人」という言葉を聞いたことがありますか?

 これは京言葉で、「じゅんさいのように、のらりくらりと、捉えどころのない人」のことを指しています。

じゅんさい入り骨董奴
【材料】じゅんさい…30g/とろろ…30g/なめこ…30g/茗荷…1本/三つ葉…1本/豆腐…1/2丁/醤油…適量/薬味(山葵、生姜など)…適量
【作り方】 ①じゅんさいは、生の場合はさっと茹で、水煮は軽く水洗いする。なめこは石づきを切ってサッと茹でる。茗荷は縦半分に切ってから斜め千切りにする。豆腐は2cm角の賽の目切りにする。 ②器に水を切った豆腐を入れ、なめこ、茗荷、とろろ、じゅんさい、三つ葉を乗せる。醤油とお好みの薬味を添えて。

 くるくると巻いた新芽を覆う、無色透明な独特のぬめり。

 箸でつまもうとすると、確かにつるんつるんと逃げてしまいます。 

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旬を楽しみ、身体が喜ぶ 江戸料理

栄養価の高い旬の食材を、あまり手を加えずにいただく――。これが江戸料理の醍醐味であり、健康長寿につながる正しい食のあり方だと思います。このコラムでは、江戸料理と健康をテーマに、食材ごとの情報とレシピをご紹介していきます。

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