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7月28日 18時0分
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中国株 続伸、製造業PMI の改善と資金の流入が好感され - 中国株 Market Pick Up 今週の注目ポイント

先週の中国株式市場
―中国株 続伸、製造業PMI の改善と資金の流入が好感され―


<先週の概況>

先週の中国株式市場は続伸しました。上海総合指数は前週比67.547 ポイント(約 3.28%)上昇し、2,126.614 ポイントで終えました。香港ハンセン指数も前週比761.22 ポイント(3.25%)高の24,216.01 で引けました。

HSBC 中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は52 と、18 か月ぶりの高値となったほか、中国人民銀行から国家開発銀行への資金供与も高値更新材料になりました。


中国株式市場バリュエーション




業種別リターン



香港ハンセン指数採用銘柄 週間騰落率ランキング



<上昇>

香港ハンセン指数構成銘柄のうち、2 銘柄は変わらず、43 銘柄は上昇、5 銘柄は下落しました。不動産大手であるチャイナリソーシズランドはアナリストが株式を「長期的に買い」から「買い」に格上げしたことが受けて、週間ベースで値上がり率(11%余り)がトップになりました。また、第二回の「香港、上海市場間の株式相互流通」のテストが順調に行われたことが好感され、香港証券取引決済所は大きく買われ、週間で約6%上昇しました。

<下落>

一方、菓子メーカーのワンワン・ホールディングスはアナリストが株式を「アウトパフォーム」から「中立」に格下げしたことを受けて、売られました。また、チャイナ・メンニウ・デイリーやホンコン・チャイナガスなどが小幅ながら下落しました。

先週発表された主な経済指標

7 月24 日 HSBC 中国製造業PMI 7 月 52 市場予想 51 前月 50.7

日本時間24 日10 時45 分に発表された7 月のHSBC 中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は52 と、市場予想の51を上回り、2013 年1 月以来の高値となりました。

内訳を見ると、各構成指数はほぼ上昇しました。特に新規受注(51.8→53.7)や新規海外受注(50.6→52.7)の上昇が目立ちました。また、製造業雇用(48.7→49.5)も小幅ながら上昇しました。これはミニ経済刺激策と領域限定の金融緩和が功を奏した証明であり、経済状況が回復しつつある傾向も明らかになってくると見られます。




今後発表される主な経済指標

政府発表の製造業PMI は日本時間今週 8 月1 日10 時に発表される予定です。前述のとおり、HSBC が集計した中国の製造業PMI は大幅に改善していますが、政府が集計するPMIは前月よりどの程度上昇できるか注目したいところです。

今週のPMI の結果については前月の51 から、0.5ポイントの上昇の51.5 を予想しています。


マーケットビュー

先週香港ハンセン指数は四日連続で上昇し、2013 年12 月以来約7 か月ぶりに心理的な節目の2万4,000 ポイントを上回りました。上述の通り、HSBC 中国製造業PMI は予想以上に改善し、18 か月ぶりの高値である52 を付けました。また、23 日に中国人民銀行(中央銀行)が公開市場操作を通じた資金吸収を見送った上、国家開発銀行へ1 兆元の担保付き補完貸出(PSL)を供与したことが好感され、銀行株や不動産株などが軒並み上昇しました。ファンダメンタル面、政策面とともに相場が一段高する支えとなり、週間ベースでハンセン指数は3.28%上昇しました。

一方、24 日に、国際通貨基金(IMF)は2014 年の世界経済成長率を4 月予測の3.6%から3.4%に下方修正しました。米国と中国の経済成長が鈍化していることに加え、相次ぐ軍事衝突のため原油 価格が高騰するとの懸念が理由です。また、先週金曜日に米国の株式相場はアマゾンやビザなどの冴えない決算を受けて軟調に推移したほか、欧州の主な株式指数も調整ムードが出てきたようです。

中国国内については、支払いリスクがあった「13 华通路桥CP001」という債券は地方政府及び銀行の協力で無事にデフォルトが避けられたものの、中国の大手信託会社である中誠信託は24 日に、個人向け金融商品である信託商品「誠至金開2号」の返済を15 カ月延期すると発表しました。これは実質的なデフォルトといわれており、シャドーバンキングの潜在的なリスクが依然高まっているといっても過言ではありません。テクニカル面では、ボリンジャーバンドのチャートを見ると、ハンセン指数は上のバンド(+2σ)を超えており、買われすぎを示しています。これらの悪材料を受けて、ハンセン指数は短期的に利益確定する売りに押される可能性があると考えられるでしょう。

今週の金曜日に7月の中国製造業PMI が発表される予定であり、また木曜日に長江実業(集団)(チョンコン・ホールディングス)や和記黄埔(ハチソンワンポア)などの企業の中間決算発表も注目が集まりそうです。さらに、「直通列車」と称される上海市場と香港市場の相互投資が、10 月13日に正式に解禁されることが伝わり、中国本土(A 株)と香港(H 株)二つのマーケットで同時に上場している会社が物色されるかもしれません。

フィナンシャル・インテリジェンス部 林 宇川(Tony Lin)

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