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2014年8月6日
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信頼の技術がビジネスの課題を解決する
「No.1 Cloud Company」という顧客への誓約

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杉原博茂氏
日本オラクル 代表執行役
社長兼CEO

大量かつ複雑な情報を迅速かつ的確に判断し、顧客の要望に応える「リアルタイム経営」を実現するには、ビッグデータを高速処理するテクノロジーが不可欠だ。さらに、ネットワーク化が喫緊の課題として浮上してきた。そんな中、王者オラクルがクラウド事業に名乗りをあげた。「Oracle DBaaS & Big Data Summit ~インメモリ・データベースが革新するクラウドとビッグデータの未来」で杉原博茂社長兼CEOが表明したオラクルの事業思想は、技術に裏付けされた同社のコア事業を多くの聴衆に再認識させた。

 

なぜ、今、オラクルがクラウドなのか?
~WHY ORACLE?

 ネットワークを通じたデータ利用の構成を雲(cloud)で表すクラウドサービスがIT業界を席巻した2008年、オラクルCEOのラリー・エリソンは、かまびすしいクラウド騒動を「はるか昔からわれわれが行っていることが、ようやく行われるようになった」と一笑に付した(*1)

 もちろんそれは、厳然たる事実である。

 競合各社が「クラウド」と騒ぎ出すずっと前から、エリソンCEOは「ユーティリティ・コンピューティング(*2)」を提唱してきたし、クラウドの構築基盤として利用できるハードウエアやソフトウエアの提供に力を注いできた。90年代からネットワーク時代の到来を予見していたエリソンCEOが「クラウドの流行」を揶揄するのは当然だった。

 それから5年。エリソンCEOは満を持してメジャー・バージョンアップの「Oracle Database 12c」をリリースした。「c」がクラウドを指していることからもわかるように、クラウド向けに開発された次世代データベースである。

 さらに、今回オプションとして紹介された「Oracle Database In-Memory(*3)はオラクルにしか実現できない、まさに革新的クラウドデータベースである。それが意味するのは、「No.1 Cloud Company」という顧客への誓約ともいえよう。

信頼できないクラウドはいらない

 クラウドの利用は幅広く浸透しているが、昨今活況を呈しているのが企業システムとしての導入である。

 例えば、国内で事業を展開している場合、特定のデータセンターにデータを預けたほうが効率的だが、事業の拡大に伴い取引先が世界中に広がると、基幹システムを保持したまま初期コストを抑え、情報をシームレスに統合するクラウドでデータにアクセスするほうがメリットは大きい。

 ところが、クラウドへの移行に際して、ここに来ていくつかの課題が浮上してきた。その中でも代表的な課題が、適切な性能の担保が難しいことと、ネットワーク化によるセキュリティへの不安だ。

 適切な性能担保に関しては、今回紹介されたオラクルのDatabase In-Memoryが解決してくれる。従来のデータベースの約100倍の分析スピードがあり、トランザクション処理においてもオラクル独自の技術により従来の2倍の高速化が可能となっている。

ティム・シェトラー氏
オラクル ヴァイスプレジデント
プロダクト マネジメント

 通常、性能の向上を図るインメモリ製品の導入はプログラミングが必要となるが、オラクルのDatabase In-Memoryは「アプリケーションに変更を加える必要はいっさいなく、電源のスイッチを入れるのと同じくらい簡単にインストールできて、すべてのインメモリ機能が使えます」(オラクル ヴァイスプレジデント ティム・シェトラー氏)という。この平易な導入で性能を担保できるのは、他の追随を許さない特長だ。

 もう一方の課題である、ネットワーク化により心配されるセキュリティの問題も、オラクルにアドバンテージがある。というのも、セキュリティに対する信頼が担保されなければオラクルの創業はなかった、といえるほど絶対の自信に裏付けされているからだ。

 エリソンCEOは、1970年代に勤務していたカリフォルニア州のアンペックでCIAの委託を受け、膨大なデータを保存するシステムの開発を行った。1977年に独立し、世界初の商用データベース「Oracle Database」をリリース後、最初の顧客となったのはCIAであり、次いで海軍からも受注した。国家機密を扱うCIAや海軍にとって、セキュリティの重要性は言うまでもない。汎用性と堅牢性を備えた製品を提供する企業としての信頼を得たことで、オラクルは成長を遂げたのだ。 

*1 2008年9月21日Oracle OpenWorld
*2 プロセッサやメモリなどのコンピュータリソース(資源)の使用料を電気・ガス・水道・電話などの公共サービス(ユーティリティ)のように必要量だけ払うモデル。
*3 2013年6月10日、エリソンCEOは、データベースの将来像がビジネスをどのように加速させることができるかについてライブで紹介した。

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オラクル青山センター

TEL:03-6834-6666

oracle.com/jp




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