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プロフェッショナル・ファシリテーター ~炎の達人の世界へようこそ!
【第2回】 2014年8月18日
著者・コラム紹介バックナンバー
荒金雅子

マインドなきスキルは通用しない!
修羅場を乗り切る6つの流儀

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マインドを鍛え、「使える自分」になる

 炎に直面した会議や話し合いでは、いくらスキルやテクニックを使ってもまったく役に立たないことが少なくありません。下手な仕掛けをして、かえって火に油を注ぐなんてことも……。こうなってしまったら、ファシリテーターはお手上げ状態です。役立たずの自分に自己嫌悪に陥るか、自分のせいではないと自己防衛に走るか。いずれにしろ、よい結果にはつながりません。

マインドなきスキルは通用しないのです

 こんな場面こそ、炎の達人の出番です。
 炎の達人は、どんな状況でも動じることなく、平常心を持ってその場に立ち続けます。そして、穏やかに共感力を持って接し続けることで、緊張した場面をよりよい方向に導いていくことができます。

 つまり、スキルや手法ではなく、ファシリテーター自身の存在そのものが「場」を動かすのです。

 例えば簡単な質問だったとしても、硬くこわばったトーンで訊くのと、リラックスした柔らかなトーンで訊くのとでは、まったく違う反応が生まれます。ファシリテーターが「何を言うか」よりも、「どのような存在として、そこにいるか」のほうがよほど大事だと言えるでしょう。

 炎の達人として「場」に立つためには、自分の内面を鍛える6つの流儀を身につける必要があります。これらは独立したものではなく、相互に関連し補強し合っています。順番に身につけるというよりも、同時進行で取り組んでいきます。6つの流儀を自分のものにすれば、最後には自分ならではの流儀を編み出すことができるでしょう。

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荒金雅子(あらかね・まさこ) 株式会社クオリア 代表取締役。ダイバーシティコンサルタント]

都市計画コンサルタント会社、NPO法人理事、会社経営等を経て、株式会社クオリアを設立、代表取締役に就任。長年、能力開発、キャリア開発、組織活性化などのコンサルティングを実践。1996年、米国訪問時にダイバーシティのコンセプトと出会い強く影響を受ける。以降一貫して組織のダイバーシティ推進やワークライフバランスの実現に力を注いでいる。近年は組織開発の研究を続け、「学習する組織」、「U理論」「アクションラーニング」「ファシリテーション」「女性のリーダーシップ開発」などに取り組んでいる。 NPO法人 日本ファシリテーション協会理事/IAF(インターナショナルファシリテーターズ)協会日本支部理事/日本アクションラーニング協会認定 シニアALコーチ/MPF社グローバルマインド養成トレーナー。 著書に『多様性を活かすダイバーシティ経営~基礎編・実践編』(日本規格協会)『ワークライフバランス・レッスンノート マインド編』(クオリア)、『ワークライフバランス入門』(共著・ミネルヴァ書房)などがある。

 


プロフェッショナル・ファシリテーター ~炎の達人の世界へようこそ!

会議や話し合いの場で起こる対立や衝突、修羅場を切り抜け、質の高い成果を導きだすには、さまざまなスキルやテクニックを知っているだけでは十分ではありません。冷静さと明晰さをもって穏やかにそこに向き合うファシリテーターマインドこそが不可欠です。「炎の達人」ともいうべきプロフェッショナル・ファシリテーターとなるために、マインドを鍛える6つの流儀を紹介します

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