ミシガン大学消費者信頼感指数 8月 79.2 市場予想 82.5 前月 81.8
NAHB住宅市場指数 8月 55 市場予想 53 前月 53
■9ヶ月ぶりの低水準となったミシガン大学消費者信頼感指数
15日に発表された8月のミシガン大学消費者信頼感指数は、79.2と昨年11月の75.1以来9ヶ月ぶりの低水準となり、市場予想を下回って前月から悪化した。本指数から推定すると個人消費の先行指標となる消費者マインドが大きく悪化したことになるが、現時点では大きく懸念する必要はないと考えている。
ミシガン大学消費者信頼感指数は株式市場が調整すると、大きく悪化する傾向がある(グラフ参照)。今月の調査も7月末から8月初旬にかけての株価下落後に調査が行われたため、一時的なマインド悪化につながった可能性がある。月末に発表される調査対象人数が多くより信頼性が高い「カンファレンスボード」や来月のミシガン大学消費者信頼感指数を確認したい局面である。

■住宅市場の回復加速を示唆か
18日に発表されたNAHB住宅市場指数は市場予想(53)を上回る55と、景況感の改善と悪化の節目となる50を上回り、今年の1月以来7ヶ月ぶりの高水準を記録した(グラフ参照)。NAHB住宅市場指数は建築業者に対して不動産市況の景況感を尋ねたもので、住宅販売件数などに比べてより先行性が高い指標である。このNAHB住宅市場指数が改善したことは、年初から低迷が続き、夏場にかけても回復が不安定だった米国の住宅市場の回復加速を示唆するものとして、非常にポジティブな内容だと言えるだろう。

■用語解説
ミシガン大学消費者信頼感指数
米国のミシガン大学が発表する消費者マインドについてのアンケート調査結果。1966年を100として、消費者マインドを指数化したものである。消費者マインドの推測する代表的な指標で、景気動向を判断する指数として注目される。毎月速報値と確報値が発表される。
NAHB住宅市場指数
NAHB(National Association of Home Builders 全米住宅建設業者協会)が発表する米国の不動産業者の景況感を表す指標。今後の販売予測について不動産業者にアンケートをとり、50を基準として上回れば改善(ポジティブ)、下回ると悪化(ネガティブ)見通しとなる。
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