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金融市場異論百出

“政冷”最悪の中にも“経熱”あり
経済界が待望する日中首脳会談

加藤 出 [東短リサーチ代表取締役社長]
2014年8月26日
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 週末の東京・銀座の歩行者天国は、場所によっては日本人よりも中国人観光客の方が多く歩いている。

 おもちゃ屋の博品館から資生堂、ラオックスを経てユニクロの旗艦店までの区間は特にそうだ。品揃えが細やかで充実している日本の小売店での買い物は、彼らにとって非常に楽しいものらしい。

 今のラオックスは、1階は高級腕時計や宝飾品、2階は化粧品、3階が家電という構成になっている。ここに冷やかしに来ると、筆者はいつも中国人観光客に間違われる。先日も3階で、中国人の店員から、象印の8万円台の高級炊飯器を猛烈にセールスされた。聞いてみると、よく売れるのだという。高価格帯の炊飯器は、いずれも上部に「Made in Japan」との表示が目立つように記されている。

 話は変わるが、先日の上海出張時に、繁華街として有名な淮海中路の大型ショッピングモールに行ってみた。すると、その地下に博多ラーメンの一風堂が出店していた。興味が湧いたので入ってみると、地元客で混んでいる。

 最も基本の「白丸元味」を注文したら、中国人の女性店員に突然日本語で「ゆで方どうしますか? バリカタですか?」と聞かれた。日本人客の多くは「バリカタ」を頼むらしい。「いや、硬めでいいです」と答えたら、ちゃんと適度なゆで加減の麺が出てきた。厨房のスタッフもよく教育されている。

 周囲を見渡すと、中学生くらいの女の子4人組がいて、麺の硬さの指定を面白がっていた。しかし、ここのラーメンは地元の中学生にはかなり高いはずである。「白丸元味」は39元(約660円)、「赤丸新味」は42元(約710円)だ。

 翌日、街の人がよく行く台湾風ワンタンチェーン店で10個入り豚肉野菜ワンタンを食べたら(かなり満腹になる)、わずか10元(約170円)だった。これに比べると、一風堂はかなり高い価格帯でのチャレンジだが、その割にあの集客力は大したものである。

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