株式レポート
9月4日 7時55分
バックナンバー
著者・コラム紹介

株式レポート

日々の最新市況ニュース、個別銘柄のトピックスや値上がり・値下がりランキング、テクニカル分析等のニュースを配信します。また重要経済指標の事前予想や結果の分析、ストラテジスト、アナリストの相場分析も読めます。(記事提供:フィスコマネックス証券

>> 最新株式ニュース一覧はこちら
>> 株式レポート一覧はこちら

マネックス証券

【新潮流】第73回 詩人 - 広木隆の「新潮流」

◆昨日の小欄で取り上げたハローキティの夢はピアニストか詩人になること。僕も同じである。将来の夢は詩人になることだ。本当は今すぐにでもストラテジストをやめて詩人になりたいのだけど、そうすると家族を路頭に迷わせることになるので、仕方なく会社勤めをしている次第である。

◆日経新聞「私の履歴書」を連載中の前欧州中央銀行(ECB)総裁、ジャンクロード・トリシェ氏も、幼いころから詩に没頭したと述懐している。フランス文学の教授であった父親の影響で、マラルメ、ボードレール、ヴィヨンなどに親しみ、自身で詩作もしたという。

◆セントラルバンカーにはインフレファイターのDNAが流れている。「通貨の番人」との自負が遺伝子として引き継がれている。特に欧州はその気概が強い。二度の世界大戦で紙幣が文字通り紙くずになった体験からインフレへの恐怖心が刷り込まれているのだろう。「ユーロを守るためならなんでもする」というスタンスが一番の根っこにある。リーマン危機から3年も経たず、欧州債務危機が拡大する最中の2011年に当時ECB総裁だったトリシェ氏は2度の利上げを断行している。

◆さすがに、それだけをもって金融政策の失敗と決めつけるわけにはいかないが、日英米欧のなかでは欧州の経済状況が最も深刻である。ユーロ圏の8月の消費者物価指数は前年同月比+0.3%とデフレに陥る瀬戸際だ。「すぐにでも詩人になりたいが、そうすると家族が路頭に迷う」と上述したが、このユーロ圏のデフレ化はトリシェ氏があまりに「詩人」だったために、ユーロが路頭に迷ったという側面もあろう。市場ではECBもついにQE(量的緩和策)に踏み切るとの観測が高まっている。

◆トリシェ氏はフランスの詩人ではマラルメが最も偉大だと述べている。マラルメの詩の一節に以下のようなものがある。

誇らしい自負心は みな 夕暮れに、

風に消される松明の焔と 煙り、
永劫不滅のその息吹も つひに

遺忘に抵抗することが出来ない。

誇り高きマリオ・ドラギ総裁もQEを実施せざるを得ないか。言わずもがなだが、QEとは通貨価値を貶める政策である。通貨の番人の自負心も、「永劫不滅のその息吹も」、ついに「遺忘に抵抗することが出来ない」のだろうか。注目のECB理事会は日本時間の今夜に開かれる。

マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆

■ご留意いただきたい事項
マネックス証券(以下当社)は、本レポートの内容につきその正確性や完全性について意見を表明し、また保証するものではございません。記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、勧誘するものではございません。当社が有価証券の価格の上昇又は下落について断定的判断を提供することはありません。
本レポートに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、当社の意見や予測をあらわすものではありません。また、提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
当画面でご案内している内容は、当社でお取扱している商品・サービス等に関連する場合がありますが、投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。当社でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動・金利の変動・為替の変動等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
なお、各商品毎の手数料等およびリスクなどの重要事項については、マネックス証券のウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」(※)をよくお読みいただき、銘柄の選択、投資の最終決定は、ご自身のご判断で行ってください。
((※)https://info.monex.co.jp/policy/risk/index.html)

■利益相反に関する開示事項
当社は、契約に基づき、オリジナルレポートの提供を継続的に行うことに対する対価を契約先金融機関より包括的に得ておりますが、本レポートに対して個別に対価を得ているものではありません。レポート対象企業の選定は当社が独自の判断に基づき行っているものであり、契約先金融機関を含む第三者からの指定は一切受けておりません。レポート執筆者、並びに当社と本レポートの対象会社との間には、利益相反の関係はありません。

(マネックス証券)


マネックス証券
株式売買手数料(指値) 口座開設
10万円 30万円 50万円
100円 250円 450円
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆AKB48の4人が株式投資とNISAにチャレンジ!「株」&「投資信託」で資産倍増を目指せ!~第1回 証券会社を選ぼう~

◆マネックス証券おすすめのポイントはココだ!~日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の口座開設はこちら!

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!
 

Special topics pr

[クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2017]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2017年版、クレジットカードのおすすめはコレ! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き おすすめクレジットカード!ANAカードでマイルを貯める裏ワザとは? 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! その
ランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

隠れ割安株ベスト66
人気株500激辛診断
長期優遇の優待株34

5月号3月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!

【まだ買える!トランプ相場の上昇株ベスト18】
円安メリット株想定ドル円レート一覧
・長期で狙う!連続増収増益株ランキング
・長期で狙う!連続増配株ランキング
・売り・買いをズバリ!人気株500診断
・買いの10万円株高配当株優待株21
失敗しない投資の鉄則7カ条
・元本保証のネット定期&個人向け国債
・不透明な世界に備える金への投資
・積み立てがベスト!増やす株式型投信
・利回りを欲張らない!健全分配型投信
長期優遇あり株主優待株ベスト34
上場全3629銘柄最新理論株価
最高3%退職金専用定期利回り比較
別冊付録・相続&贈与などの節税ガイド

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!