英会話スクールのイーオンは、日本人が英語力を磨くためのノウハウに定評がある。その実際を、TOEIC®で900点を獲得するに至った受講生から聞いた。

中田未来生さん(40歳)
情報処理大手のグループ会社にシステムエンジニアとして勤務。イーオン新宿東口校に在籍し、2014年1月、TOEIC®スコア900点を獲得した。リスニングが得意だが、リーディングのスコアアップにも力を入れている。

 中田未来生さんは、学生時代から英語が大の苦手。「実は英語は大きらいでした」と打ち明ける。でも、心のどこかにあった「英語を話せるようになりたい」という願いをかなえるため、イーオンを選んだ。「自宅沿線に校舎があって、通いやすいと考えたのです」。

 入ったクラスは下から2番目。本当に続くのか半信半疑だったが、「レッスン自体が、とても楽しかった」という。「ネイティブの先生と英語で話している実感が、心地いい。もっと聞けるようになりたい、あんな話もしたい……と、どんどん意欲が湧いてくるんです」。さらに「最初は間違えると恥ずかしいと緊張していましたが、間違いは言い直せばいいし、こちらが懸命に取り組めば先生も真摯に応えてくれる。だから、もっと頑張ろうという気持ちになれました」。

 教師や他の受講生とは、教室の外でも交流があった。「サッカーや映画などのおしゃべりがとても楽しかったです」。

レッスンでは、イーオンメソッドを十分に理解した質の高い教師たちが、「使える英語」へと楽しく導く

 日常会話には不自由しないと感じ始めた頃、会社帰りに通えるようにと校舎を変えた。そして、中田さんに転機が訪れる。「とってもうまく話せるクラスメートと一緒になって、焦りを感じました。自分は英語が話せればいいと思っていたのですが、自分より上手な人に出会い、これでは自分の武器がなくなると(笑)」。

 そしてTOEIC®を意識し始めたという。「勤務先でもグローバル化が言われ始めていました。スコアが求められていたわけではありませんが、一つの目標になると考えました」。

 当時の中田さんの得点源はリスニングだった。弱点のリーディングを克服したいと日本人教師に相談。アドバイスに従って英語ニュースを聞き、サイトで英文記事を読むことを日課にした。公式問題集にも取り組んだ。600点台が700点台になり、イーオンの対策講座を受講して800点を超えた。そして900点超の快挙を成し遂げたのだ。「良い先生がいたから頑張れたのだと思います」。

 この間、国内業務一辺倒だった仕事に変化があった。海外の事業者と頻繁なメールのやりとりが必要になったのだ。「おかげさまで、表現方法の選択にも気を配ることができましたし、まったく苦になりませんでした」。さらに「プレゼンテーションの作成にもレッスンで培った力が役に立っていると思います」と、中田さんは明かす。結論から展開する構成は、英語の思考そのものだと感じるそうだ。

「仕事に英語は直接関係ないと思っていましたが、そうではなかった。学んで良かったと思うことがたくさんあります」と語る中田さんは、英検など他の資格へのチャレンジも目標にしながら学習を続けていくそうだ。