日常生活の中で、「脚力アップ」を習慣化する

 脚力は、日頃の生活の中で、鍛えることが可能です。エレベーターを使わないで階段を上り下りしたり、電車に乗ったら「立ったまま」でいるのもいいでしょう。親子でジョギングやウォーキングをするのもオススメです。

 走るスピードはゆっくりでもいいですし、難しければ歩くのでもいいので、できれば毎日続けてください。
 そうすれば、子どもの脚力は確実にアップします。親子のコミュニケーションも図れるようになるため、親子の絆を深めるのにも役立ちます。

 私は子どもたちに「スポーツ系の部活」への入部をすすめています。しかも、できるだけ「厳しい部活」に入ったほうがいいでしょう。

 小1のころから「花まる学習会」に通っていた中野愛さん(仮名・高校1年生)は、
「高濱先生も、親も、『体力が大事だ!』って言うから、あえて、いちばん厳しい部活に入りました!」
と言って、名門女子校の「ボート部」に入部しました。

 ボート部というのは、どの学校も、相当、厳しいことで有名です。
 体力的に精神的にも、非常に鍛えられ、中野さんはますます健康的に輝いています。

 親御さん自身に「厳しいスポーツをした体験」「厳しい部活動に入部した体験」があるのなら、ぜひ「部活動の大切さ」を、子どもに語ってあげてください。

「辛いこともある。練習は大変。でも、人として成長できる」ことを、ご自身の体験の中から話してあげてください。

 そして「応援するから、運動部、頑張ってごらん!」と、あたたかい声をかけてあげてください。小学校、中学校、高校の運動部は、体力、脚力、ひいては「精神力」を鍛える、絶好の場となってくれるのです。

(※次回・第3回の記事は、「9月22日(月)」になります


【ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ】

『本当に頭がいい子の育て方』

勉強ができる子どもは脚力がある<br />「あと伸びする子ども」の共通点!価格:1500円+税 ページ数:388、1色刷 ISBN:978-4-478-02922-0

 テレビ「情熱大陸」「カンブリア宮殿」「ソロモン流」で大絶賛の「花まる学習会」、本当に頭がいい子を育てる「7つの力」とは!

「勉強ができること」と「頭がいいこと」は、必ずしもイコールではありません。
 私は大勢の子どもたちを見てきた経験から、「『本当に頭がいい子』に育てるには、7つの力が必要である」
と考えています。

■■【本当に頭がいい子を育てる7つの力】■■
・【第1の力】「魅力」…人が集まってくる人間としての器
・【第2の力】「体力」…すべての活動の土台となる基礎体力
・【第3の力】「やる気」…自分から楽しんで行動する力
・【第4の力】「言葉の力(国語力)」…すべての学力の土台となる力
・【第5の力】「見える力と詰める力(算数力)」…意図を読み取り粘り強く考える力
・【第6の力】「親子力」…親と子どもの関係から生まれる力
・【第7の力】「あそぶ力」…ものごとを柔軟に考えられる力

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