このように学生時代は勉強していませんが、副業(不動産投資)を始めて、いろいろな経験をしていくうちに、副業の年収は2000万円を超えるようになり、多いときには3000万~4000万円も稼げるようになりました。

 私のようにたいして頭がよくなくても、医者や弁護士以上に稼げる方法があるわけです。

頭が悪い人が儲けるには
他人の嫌がることをする

 また、頭がいいから儲けられるわけでもありません。

 ビジネス書を読んでいると、頭がよい人は不確定要素の強い未来まで予想して行動し、失敗するという歴史があることを知りました。その証拠に、頭がよくても株式投資やFX、起業などで大失敗している人が大勢います。

 反対に、頭の悪い人は、リスクの高い未来について難しい理論を並べたり計算したりすることはなく、確実な範囲で稼ごうとします。ここに突破口があるのです。

 例えば、不動産投資で成功している人たちの著書を読むとわかりますが、成功するための手法は単純です。そして、時間とともに、その内容は変わっていきます。実際に簡単な方法から始めて、自分の成長に合わせて手法を変えていくという、極めてまっとうなアプローチをしているわけです。

 しかも、成功のタネは身近なところに転がっています。

 私は父の病気が悪化して入院したのを機に、北海道へ転勤させてもらい、会社勤めをしながら農業をしました。普通であれば、誰もが嫌がる選択です。家業が農業である方はわかると思いますが、実家が農業であっても、家にいるとなかなかやる気が起こりません。農家の息子からすると、農業は面倒なのです。儲かろうが儲かるまいが、農業を進んでする人は少ない気がします。

 しかし、そんな面倒くさいことの中に、成功するためのタネがあるのです。

 実際、会社勤めの傍ら実家の農業も行うという二足のわらじながら、どうにか家業の危機を乗り越えられました。しかも、少ないコストで規模の拡大を図ったことで、結果的に、農業で1000万円以上稼げるようになったのです。