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損保ジャパン日本興亜社長 二宮雅也 
16の地区本部に権限移譲する
“連邦経営”が戦略の要諦

週刊ダイヤモンド編集部
2014年9月24日
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9月1日、損保ジャパンと日本興亜損害保険は合併し、損害保険会社単体としては日本最大となった。二宮雅也社長に、今後の方針を聞いた。

――9月1日から合併新会社となりますが、どういった戦略で臨むのでしょうか。

ふたみや・まさや/1952年生まれ。兵庫県出身。74年中央大学法学部卒。同年、日本火災保険(後の日本興亜損害保険)入社。秘書室長などを経て2003年に執行役員社長室兼社長室IR室長に就任。04年に常務執行役員、05年取締役常務執行役員、09年代表取締役専務執行役員を経て、11年6月から日本興亜損保社長に就任し、12年4月からはNKSJホールディングス会長を兼務。14年9月に誕生した損保ジャパン日本興亜損保社長に就任。
Photo by Toshiaki Usami

 2012年3月に合併を公表した際に、新しい価値観を示しました。それは「お客さま評価ナンバーワン」の会社になるということです。これが新会社の基軸となることに変わりはありません。

 2つの会社はそれぞれ120年余りの歴史がありますが、その新しい価値観にこだわろうと、これまで進んできました。そして、この新しい価値観を達成するために、あらゆる戦略や施策が生まれることになります。

――具体的には、どのような戦略でしょうか。

 今年から、より地域の特性を活かすために、さまざまな権限を16ある地区本部に権限移譲を行うことにしました。高い評価を得るためには、お客様に一番近いところでニーズを把握しなければならないと考えたためです。

――どの程度の権限移譲がなされるのですか。

 予算や営業店舗の展開、人員配置についても各地区本部で行うように変えました。というのも、これまでを振り帰ってみると、これらはすべて本社が決めてきましたし、基準も全国一律でした。これでは機動性に欠けますし、地域の特性を生かし切れません。つまり、このやり方では、お客様の評価を得るには限界があると考えるに至ったのです。

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