友達が喜んで楽しくおしゃべりしている様子や、カップの使い心地が目に浮かび、「ふーん買ってみようかな」という気持ちになるのではないでしょうか。

“飲み口に傾斜があって飲みやすい”と単に言われただけでは、楽しそうにおしゃべりしている様子はなかなかイメージできません。

 この場合、「結婚する同僚を喜ばせたい」というのが目的ですから、いかにプレゼントを贈る相手が喜んでいる姿をイメージさせるかが、ストーリー作りのポイントです。相手の想像力を刺激するには、なるべく自分の友達や親など、その場にいない人を登場させるのもテクニックのひとつです。

 いろいろな心理法則やテクニックがありますが、もっとも大切なのは、ラポールの構築です。そして自分本位にならないように相手の心を注意深く読みとり、相手に幸せな気持ちになってもらえるように誘導すること。

 相手を幸せにできれば、その御礼としてあなたを、必ず「特別な人」として思ってくれるようになります。これは仕事、人間関係、恋愛関係いずれも問わない普遍の法則です。