経営 X 人事
「グローバル」カテゴリー
2014年10月1日
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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

「やむを得ざるグローバル人事」から
多くの企業が積極姿勢に転じている

グローバル人事は海外での事業展開にともなう「やむを得ざる手段」ととらえられてきましたが、この数年は多くの企業が積極姿勢に転じてきました。つまり出先での必要をまかなう採用・育成にとどまらず、優秀人材を国籍を問わず採用し育てよう、という姿勢です。とはいえ、そのような時代を先取りする企業は一握りで、グローバル人事という概念は、多様なレベルを内包していると言えるでしょう。

外国人採用から語学研修まで
多様なレベルが混在している

 あなたの会社では人事のグローバル化が課題になっているでしょうか。また、それはどのような課題でしょう。

 ひとくちにグローバル人事と言いますが、企業によって課題はさまざまです。製造業では、主に先端的な研究スタッフに、能力の高い外国人の採用を始めるケースが増えています。社内公用語を英語にするべく、語学研修に力を入れる企業も増えてきました。経営幹部を養成するために、海外の現地法人に選抜した社員を送り込んで、経営実務に携わらせる大企業も増えています。

 このように事業と経営のグローバル化にともなう人事施策は、その経営課題に応じて多様なものがあります。

 このグローバル・カテゴリーでは、実際にグローバル人事の実務に携わる方や、グローバル企業で働く方による執筆記事を発信していきます。

 個別のテーマについては、それぞれの記事をお読みいただきたいと思いますが、ひとつだけ指摘しておきたいのは、グローバル人事は海外展開を図る企業だけでなく、ドメスティックな産業にも無縁ではない、ということです。

 80年代中盤以降、円高が進む過程で製造業の多くがコストメリットを求めて、製造拠点を労賃の安い海外に移しました。これがグローバル化の第一陣です。

 90年代以降はアジア諸国の経済成長が著しく、日本企業は消費マーケットを求めて海外進出を始めました。製造業だけではなく流通サービス業も多くがグローバル化を進めました。これが第二陣です。

 この基調は現在も継続していますが、この先は労働力人口の減少にともなう外国人採用のニーズも生じます。当然ながら育成の必要性も出てきます。

 すぐに当面する問題ではないかもしれませんが、それもふまえて記事を読んでいただければと思います。
 

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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

1961年、東京都生まれ。1986年 、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部に配属され、以後、記者として流通、家電、化学・医薬品、運輸サービスなどの各業界を担当。2000年 週刊ダイヤモンド副編集長。2006年 人材開発編集部副部長。著書に『だから若手が辞めていく』(ダイヤモンド社刊)

 


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グローバル人事は海外での事業展開にともなう「やむを得ざる手段」ととらえられてきましたが、この数年は多くの企業が積極姿勢に転じてきました。つまり出先での必要をまかなう採用・育成にとどまらず、優秀人材を国籍を問わず採用し育てよう、という姿勢です。とはいえ、そのような時代を先取りする企業は一握りで、グローバル人事という概念は、多様なレベルを内包していると言えるでしょう。

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