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家庭料理を旅行者に振る舞うマッチングサイト
途上国では外貨を稼ぐ手段にもなる「キッチハイク」

吉田由紀子
2014年10月1日
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 料理を提供したい人は、メニューに値段をつけて写真と紹介文を掲載する(最低10ドルより)。それを食べたい旅行者は、サイト上から直接作り手にコンタクトをとる。互いのスケジュールが合えば契約成立。代金のやりとりはクレジットカードかPaypalで行うシステムだ。

 このサービス、当初は旅行者向けとして始まったものだが、今ではいろいろな使われ方をしている。例えば、故国の味が懐かしくなった海外滞在中の日本人が和食をふるまってくれる日本人クックを探したり、日本在住の外国人が自国の料理をふるまうケースも少なくない。

naphaさんが作るタイのグリーンカレー。味と人柄に惚れ込んでリピーターになる人も多い

 神奈川県に住むタイ人のnaphaさんは人気のクック。トムヤムパスタ、プーパッポンなどタイの家庭料理を独自にアレンジしたメニューが大人気だ。レビューでは、「今まで食べてきた中で一番美味しいグリーンカレー。ご飯と麺を用意して下さいましたが、ソーメンとグリーンカレーがこれほど相性が良いとは知りませんでした」と絶賛のコメントが並んでいる。

 ゲストと一緒に料理をしながら作り方のコツもていねいに教えてくれるnaphaさんのお宅には、何度も訪れるリピーターが多いという。

 このKitchHike、立ち上げたのは山本雅也さん、藤崎祥見さん、浅利泰河さんという3人の若き日本人起業家だ。料理を通して「誰もが参加できる経済活動の仕組み」を作ることをコンセプトにしている。そのための場が、キッチハイクの役割だ。個人間で金銭のやりとりが発生するのも、とりわけ発展途上国の人にとってはポイントだという。

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