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10月6日 11時34分
フィスコ

注目銘柄ダイジェスト(前場):富士フイルム、イオン、セイコーHDなど

富士フイルム<4901>:3534円(前日比+129円)
年初来高値更新。エボラ出血熱に感染したフランス人女性が、同社傘下の富山化学が
開発したインフル薬「アビガン」を投与して治癒したとの報道が伝わっている。感染
拡大が続いているエボラ出血熱の対応薬として、一段と期待感の高まる格好になって
いるようだ。なお、為替の円安など外部環境の改善なども買い安心感につながる状況
と見られる。

イオン<8267>:1131円(同+23.5円)
堅調。先週末に上半期の決算を発表している。営業利益は434億円で前年同期比
41.2%減益、大幅減益となったものの、事前の観測報道では420億円前後とされてい
ただけに、あらためて嫌気される流れにはなっていない。また、発行済み株式数の
3.58%に当たる3000万株を上限とした自社株買いの実施を発表。ダイエー<8263>との
株式交換に伴う希薄化懸念の後退、目先の需給インパクトとしてポジティブ視される
状況にも。

セイコーHD<8050>:498円(同+36円)
急伸。上半期営業利益は前年同期比8%減の80億円前後となり、従来予想の60億円、
同31%減予想から減益幅が縮小したもようとの観測報道が伝わっている。主力の腕時
計などが海外で想定以上に拡大したもよう。市場コンセンサスも会社計画並みであっ
たと見られる。直近では野村の新規買い推奨を受けて急伸、ショートのポジションも
膨らんでいたと見られ、売り方の買い戻しなども集まりやすいようだ。

JDI<6740>:511円(同+6円)
堅調。スマホ部品を増産すると報じられている。中国メーカー向けに受注が拡大、主
力工場で生産能力を4割増に増やすとされている。今期の中国スマホ向け売上高は前
期比約2.7倍の約1800億円になる見通しと。アップル以外の拡大を背景とした業績成
長に期待感が高まる状況へ。一方、UBSでは投資判断を「バイ」から「ニュートラ
ル」へ格下げ、今期以降の業績予想を大きく下方修正している。

ニコン<7731>:1545.5円(同-4.5円)
小幅安。ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を「中立」から「売り」に格下げ
していることが弱材料視されている。目標株価は1490円から1250円に引き下げへ。一
眼レフの市況低迷は市場でも認識されているが、その度合いは浸透し切っていたいと
の見方。コンセンサス予想には下方修正リスクが残ると考えているようだ。


オンワードHD<8016>:643円(同-30円)
大幅に3日続落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は25.8億円で前年同期比
29.4%減益、従来予想の40億円を大きく下振れる格好になった。また、通期予想を
123億円から111億円に下方修正している。第1四半期は同8.9%減益にとどまっていた
ことから、6-8月期で減益幅は一段と拡大の格好に。消費増税による駆け込み需要の
反動、天候不順などが響いたもよう。みずほ証券では、目標株価を740円から700円に
引き下げ、全国に展開する百貨店を主力顧客とするビジネスモデルからの転換が進ん
でいない点が最大の課題と指摘している。

アンジェス<4563>:292円(同+8円)
買い先行。虚血性疾患治療剤「コラテジェン」の重症虚血肢を対象としたグローバル
第3相臨床試験において、米国で患者エントリーをスタートし試験を開始したと発表
したことが材料視されている。北米、欧州、南米の日本を除く世界15ヵ国で実施し、
最初の患者の登録から最後の患者の観察期間終了まで約3年強の試験期間を経て、早
ければ平成30年に米国、その後欧州での承認申請を目指すと。

レイ<4317>:221円(同-31円)
下げ目立つ。上期の営業利益を2.3億円から1.6億円へ、最終利益を1.1億円から4100
万円へとそれぞれ下方修正したことが嫌気されている。受注が堅調に推移しているこ
とに伴い機材関連投資を計画より前倒しで実施しているほか、イベント事業本部の東
京事業所移転費用などが利益面の重しに。なお、通期計画については従来予想を据え
置いている。

シーシーエス<6669>:1212円(同+69円)
買い優勢。先週末に、17年7月期までの中期経営計画を発表しており好材料視されて
いる。数値目標としては、17年7月期の売上高を92億円(15年7月期計画は64億円)、
営業利益を12億円(同6.5億円)と計画。画像処理用LED照明事業の国内シェア50%
超、海外シェア30%超を目指すなど、中長期的な業績拡大期待が高まる格好に。


遠藤製作<7841>:387円(同+62円)
急伸。上期の営業損益を3.7億円の赤字から3400万円の黒字へ、通期見通しを3.4億円
の赤字から2.0億円の黒字へとそれぞれ上方修正したことが好感されている。ゴルフ
事業で収益性の見直しを図る中、高付加価値製品の提案営業やタイ工場の製造原価の
低減等により利益率の改善が図られたほか、ステンレス事業の増収等から予想を上回
る見込みと。なお、同時に希望退職者に伴う特別退職加算金等の発生により、特別損
失を計上している。

(フィスコ)


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