「女性は感情的」と思われている理由

 よく「女性はすぐに感情的になる」といわれます。

 この理由のひとつに挙げられるのが、男女で脳の使い方が異なることです。左脳は思考や論理、右脳は知覚や感性といった役割があります。男性は物事を考える際、左脳を使い、右脳はあまり使っていない人が多いため、情報を整理し、論理的に考えたり分析したりするのに優れているといわれています。一方、女性の多くは左脳も右脳もバランスよく使うため、左脳と右脳をつなぐ脳梁を行き交う情報量が増えると、近くにある偏桃体が強く反応して感情的になりやすいといわれています。

 他にも、後天的な理由が考えられます。子どもの頃から男の子は「男の子なんだから泣かないの」と言われて育つことが多く、男性は『泣くことは格好の悪いこと』という記憶が強くなる傾向にあるように思われます。一方、女の子は男の子ほど「泣いてはいけない」と言われて育つことは多くないため、女性のなかには『泣くことで自分の言い分が通る、思い通りになる』といった記憶が男性より強く残っている人が多い可能性も考えられます。

 もちろん、全ての男性や女性がこうした性質に該当するわけではありません。しかし、女性が感情的になりやすいことが職場で不利益に働いているなら、やはり意識して対策を考えることが必要ではないでしょうか。

男性社員が語る
感情的な女子たちの困った行動

 まずは、「女性が感情的で困る」と語る男性の声を聞いていきましょう。