ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

プライドの高い部下に恥をかかせていないか?
「非礼を詫びろ」と支店長を脅した10年目社員の逆襲

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第124回】 2014年10月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 誰しも恥はかきたくないものです。ただ、当方が若かりし頃、「大いに恥をかきなさい」と教えてくれた上司がいました。恥をかくことで、次の失敗を防ぐことができると考えての言葉だったのでしょう。

 ところが、仕事で経験を積んでいくと自然にプライドが生まれてきます。当然ながら恥をかくことが恥ずかしくて、避けたい気持ちが大きくなっていきます。ただ、そんなプライドがある立場になって恥をかかされたら、どのように受け止めるべきでしょうか?また、部下や後輩に恥をかかせてしまったら、どうフォローすればいいでしょうか。

 今回は、恥をかかされた若手社員を例に、社会人が「恥をかくこと」についてみなさんと考えてみたいと思います。

入社10年目なのに毎週会議報告で
「忘れました」「忙しい」を繰り返す社員

 「恥をかきたくない人が恥をかく」というのは、ブッダ(釈迦)の教えです。人は恥をかきながら成長するもの。恥を怖れると、何もできなくなってしまう。人生では「恥」をかくのが日常茶飯事であるということなのでしょう。

 ちなみに「恥」とは、自分の欠点・失敗などを恥ずかしく思うこと。あるいは名誉や面目が損なわれる事。当方であれば、若手営業時代に研修で学んだことを忘れてしまい、先輩社員に教えを乞うた時に、

 「研修で勉強したこと忘れてしまったの?仕方ないな、教えてあげるよ」

 と、上から目線で冷たく教えてもらったときがそうでした。ただ、恥を恐れて仕事を続けていたら、大きなミスを引き起こしたかもしれません。恥をかくことを恐れることは、ときに避けなければならないのです。そうは言っても、恥をかかされたときに素直に受け止める度量を持つのは、想像以上に難しいもの。みなさんは、素直に受け止める心構えができていますか?取材したある会社では、部下に恥をかかせた支店長が痛い目をみたようです。

 住宅建材会社の営業会議での話です。その会議に参加していたのは5名。支店長のOさんに加え、

 Fさん:入社15年目(主任職)
 Sさん:入社10年目
 Kさん:入社5年目
 Bさん:入社2年目

 の4名の営業社員が営業部に所属しています。いつものように支店長が業務連絡をしたあと、各自の活動報告の時間となりました。このパートでは先週の訪問先とトピックスに加えて、先週支店長から言われたTO DO(翌週までにやっておくこと)の進捗を各自が発表する流れになっています。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


おすすめの本
おすすめの本
高城幸司氏の共著「新しい管理職のルール」

時代が変ればマネジメントの手法も変わります。では、どのように「戦略」「業務管理」「部下育成」「コンプライアンス」をどうマネジメントに取り入れるのか。新しいマネジメントのルールを教える1冊。1500円(税込)

話題の記事

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
株式会社セレブレインホームページ
高城幸司氏ブログ

 


イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

グローバル化や女性の社会進出、上司や部下とのジェネレーションギャップなど、もはや同じ価値観を持った人とだけ仕事をすることは不可能です。そんなギャップのある人たちとの上手な付き合い方・対処法を紹介します。

「イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司」

⇒バックナンバー一覧