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宅森昭吉の景気の「気」を読む

阪神vs.ソフトバンクで決定
日本シリーズの経済効果はいかに

宅森昭吉 [三井住友アセットマネジメント理事・チーフエコノミスト]
【第15回】 2014年10月23日
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10月25日から行われる「SMBC日本シリーズ2014」は、偶数年の今年は阪神の本拠地・甲子園で開幕する。

対戦カードは阪神対ソフトバンクとなった。ソフトバンクは144試合目に優勝を決めたレギュラーシーズン同様、CS(クライマックスシリーズ)も最終戦で優勝を決めた。一方、レギュラーシーズンは2位だった阪神は、いわゆる下剋上の「逆転」で日本シリーズに勝ち上がった。今年は様々な場面で「逆転」が目立つ。現在は悲観的な見方もある景気判断も年末頃には明るいものへと「逆転」することを暗示しているようだ。

昨年の楽天対巨人のように、今年も人気球団同士が日本一を争う。親会社や関連会社などの応援セール・優勝セールなどによる経済効果もそれなりに大きいとみられる。人気球団同士の対戦は経験則上、日本の景気が拡張局面に戻っていることを示唆している。

悲観的景気見通しが
最終的に「逆転」することを示唆

 今年のプロ野球も、いよいよシーズンのクライマックス・日本シリーズを迎える。今年度から三井住友銀行が日本シリーズ特別協賛社となり、「SMBC日本シリーズ2014」として10月25日からセ・リーグ・CS優勝チームである阪神の本拠地・甲子園で開幕する。

 対戦カードは阪神対ソフトバンクとなった。1964年に阪神対南海として、また2003年に阪神対ダイエーとして対戦して以来3度目の組み合わせだ。過去はいずれもソフトバンク(ホークス)が勝っている。今年のソフトバンクはレギュラーシーズンもCSも最終戦で勝って優勝した。最後まで勝負はわからなかった。

 一方、阪神は、レギュラーシーズンでは優勝した巨人に7ゲーム差の2位で、いわゆる下剋上で日本シリーズに勝ち上がったかたちだ。04年から06年のパ・リーグのプレーオフでは04年西武(2位)、05年ロッテ(2位)が日本シリーズに勝ち上がったが、07年から行われているCSで公式戦2位以下が日本シリーズに進出したのは、07年中日(2位)、10年ロッテ(3位)だけだ。今年の阪神(2位)は3度目の「逆転」進出だ。

 ちなみに、今年は米国メジャーリーグのワールドシリーズは、ロイヤルズ(ア・リーグ中地区2位)対ジャイアンツ(ナ・リーグ西地区2位)とワイルドカード同士の対戦となった。

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宅森昭吉 [三井住友アセットマネジメント理事・チーフエコノミスト]

たくもり・あきよし/三井住友アセットマネジメント 理事・チーフエコノミスト。1957年東京生まれ。1980年3月慶應義塾大学経済学部卒業、同年4月三井銀行(現、三井住友銀行)入行。調査部、市場営業部などを経て94年11月さくら証券チーフエコノミストに。2001年4月さくら投信投資顧問チーフエコノミスト、02年12月三井住友アセットマネジメント、チーフエコノミスト、12年4月1日より現職。主な著書に『ジンクスで読む日本経済』(東洋経済新報社)、「日本経済『悲観神話』はもういらない」(中央公論新社)など。内閣府「景気ウォッチャー調査研究会」委員、日本経済研究センター「ESPフォーキャスト調査委員会」委員、景気循環学会・常務理事も務める。


宅森昭吉の景気の「気」を読む

景気を決めるものは何でしょうか。消費動向、企業の設備投資、海外の経済状況……。いろいろありますが、大切なのは景気の「気」。三井住友アセットマネジメント理事・チーフエコノミストの宅森昭吉さんが、難しい経済指標だけではなく、プロ野球の日本シリーズの組み合わせ、ヒットしたテレビドラマ、天候などなど、社会の森羅万象の動きから、景気の現在とこれからを読み解きます。

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