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これからの日本ブランドの30年にむけて

ビジュアルの力で、「日本ブランド」を「世界ブランド」へ――ビジュアルコミュニケーションの可能性

末永圭三,光畑彰二,薄阿佐子,鈴木裕美,天野洋介,村松友希,吉原大道
【第8回】 2014年10月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
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国境も性別も、世代も超えてブランドの価値を伝える
ビジュアルコミュニケーションの潜在力

 人が外部から得る情報の約8割は視覚情報である、と言われている。このため視覚情報に関する研究領域は人間工学、画像工学、医療をはじめ多分野におよび、それぞれが知見を深めている。

 ブランディングの世界でも視覚情報は大きな意味を持つ。平均的な顧客のブランド体験をイメージしてみよう。顧客体験で大きなインパクトをもたらすのは、提供される商品やサービスだけではない。ブランドを象徴するシンボルをはじめ、広告プロモーション、インターネットのHPや動画、店舗のPOPなどのビジュアルが顧客体験に及ぼす大きな影響については、誰もが実感しているとおりである。

 それでは、ブランディングにおけるビジュアルコミュニケーションとは何か?答えを出す前に、まずは、ビジュアルの力を示す興味深い動画をご紹介しよう。

yourbrand.kir.jp/data02/ibjdownload/film.mov

 ご覧のとおり、まだ文字を読むことができない幼児は、シンボルを見ただけでそのブランドで体験したことを思い出し、再現することができている。ビジュアル、特にシンボルとカラーはブランドを象徴するものであり、それがブランド体験を呼び起こし、幼児とブランドの間に確かな絆を結んでいるといえるだろう。

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インターブランドジャパンについて
 

インターブランドは、1974年、ロンドンで設立された世界最大のブランドコンサルティング会社。世界27 カ国、約40 のオフィスを拠点に、グローバルでブランドの価値を創り、高め続ける支援を行っている。インターブランドの「ブランド価値評価」は、ISO により世界で最初にブランドの金銭的価値測定における世界標準として認められ、グローバルのブランドランキングである“Best Global Brands”などのレポートを広く公表している。
 インターブランドジャパンは、ロンドン、ニューヨークに次ぐインターブランド第3の拠点として、1983年、東京に設立された。ブランド戦略構築をリードするコンサルタント、ブランドのネーミング、スローガン、メッセージング、ロゴ・パッケージ・空間・デジタルのデザインを開発するクリエイターが在籍し、さまざまな企業・団体に対して、トータルにブランディングサービスを提供している。著書に「ブランディング7つの原則」(日本経済新聞出版社刊)。


これからの日本ブランドの30年にむけて

 日本経済は世界第3位の規模を誇るものの、「グローバル」における「日本ブランド」のプレゼンスはその経済規模に見合ったものになっているとは言い難い。世界と伍して戦える“強いグローバルブランド”の存在なくして、少子高齢化が加速するこの国の未来はない。
 2020年の夏季五輪大会の東京招致成功は、日本全体が長期的な視点で物事を考え、改革を進める機運をもたらした。私たちはこの機会を逃すことなく、2020年を通過点と捉え、さらにその先を見据えた日本企業のブランドの姿を考えなければならい。
 インターブランドジャパンは設立30年を契機とし、これからの日本の“30年”にむけ、 “強いグローバルブランド”確立のために、「日本ブランド」が今取り組まなければならないことは何か、長期的な視点から、多面的な提言を行う。
 

「これからの日本ブランドの30年にむけて」

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