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美人のもと

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西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第44回】 2010年1月4日
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 パソコンのおかげで字を書くことが減ったという話を聞く。しかし、字を書くことがなくなる日はしばらく来ないであろう。デジタル化が進み、字を書く必要がある場面はむしろ増えつつあるのではないだろうか。

 字を書く場面においてはペンが欠かせない。子供の頃は鉛筆であったが、いつの間にかボールペンを使うようになっていった。

 ペンも千差万別で太いものもあれば細いものもある。筆圧を要求されるものもあれば、ほとんど力がいらないものもある。握る部分の感触もいろいろだ。軽いものが多いがずっしりくるものもある。

 そして、そんなペンに対して好き嫌いがある。あるはずだ。あってほしい。ところがない人も多い。どうでもいいと思う人だ。たぶんそういう人は「美人のもと」が減っている。

 美人の使っているペンは古いものが多い。

 美人は愛用するペンを持っているからだ。自分の好みにあったものを愛用する。どうでもいいと思っていないのだ。だから持ち歩くことも多い。愛着がわく。大切にする。いつまでも使う。この手帳にはこれでないとダメだと決めていることが多い。

 いつも新しいものを使っている人は、ペンに愛着がないのだろう。すぐなくす。オフィスなどで他人のものを平気で使う。なくしがちなので、新しくなってしまう。あまり使わないのに。なくすくせに家のどこかとかオフィスのどこかに使わなくなったペンが大量に眠っている場所を持っている。ほとんど使えなくなってしまっているのに。

 そもそも美人は字を書く機会が多い。自らつくっている。気づいたら書く習慣を持っている。手帳にあれこれ書いたり、気づいたことを書き出してみたり。考えを書いて整理することも得意だ。だからペンは友達なのだ。その友達を大切にする。

 これは自分自身を大切にする意識の表れなのではないだろうか。新しいペンを探す時、長く使えるかどうかを見極めよう。そして使い始める時、それが「美人のもと」になってくれることを意識してみよう。きっと効果が表れる。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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