経営 X 人事
内定者フォローで学生を囲い込め!
【最終回】 2014年10月30日
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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

内定者がモチベーションの高い状態で
4月1日の入社式を迎えるためにすべきこと

この連載ではこれまで「内定者フォロー」のあり方について解説をしてきましたが、今回でひとまず終わることにします。

内定式を終え、人事部門のみなさまは内定者フォローから、次年度の採用へとフォーカスが変わりつつある頃。しかし、内定者の気持ちの揺れは、秋から冬になっても起こり得る。適切なフォローをして、4月を迎えてほしいと思っています。

「働くことのリアル」を伝えることが
ミスマッチ解消につながる

 内定者フォローについて、なにをどこまでやるかは、企業の考え方によります。

 内定期間とはいえ学生の立場ですから、あまり負荷をかけるわけにはいきません。

 その「ほどほどのところ」は、会社がそれぞれの考え方によって決めるべきでしょう。

 ただ、「何もしない」ことが善だとは言い切れず、内定者が抱くときどきの不安や戸惑いには、きちんと答え、それを解消する必要があることは前にも述べたとおりです。

 「内定をもらってもまだ就活を続けていましたが、人事の方がとても親身になった手紙をくれ、“ここでがんばってみようという気持ちになりました”」

 そんな新入社員のコメントも第3回で紹介しました。

 内定者フォローには、そのように「内定者の覚悟を決めさせる」効用もある、ということで、先輩社員がコミュニケーションを図ることは業種や職種の違いを超えて内定者の「やる気」を引き出す効果があることは間違いありません。

 それは第1回で述べた「ミスマッチの解消(緩和)」というもうひとつの大きな目的にもかないます。

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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

1961年、東京都生まれ。1986年 、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部に配属され、以後、記者として流通、家電、化学・医薬品、運輸サービスなどの各業界を担当。2000年 週刊ダイヤモンド副編集長。2006年 人材開発編集部副部長。著書に『だから若手が辞めていく』(ダイヤモンド社刊)

 


内定者フォローで学生を囲い込め!

景気の好転、企業収益の回復基調にあって、企業の採用意欲が復活している。新卒採用は、学生側からすると「就職難」から一転、「売り手市場」化した観もある。それだけに、大企業の秋採用開始を控えた今、内定者の囲い込みは、人事部門、採用担当にとっては例年にも増して重要な課題だろう。本連載では、内定者フォローの意義と、その手法について、解説する。

「内定者フォローで学生を囲い込め!」

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