画像の説明 新年早々、このような話も甚だ恐縮ですが、この季節、増えてくるのがお葬式。葬儀社の繁忙期も年末から年始にかけてと言われています。やはり、日増しに寒さが厳しくなってくるからでしょうか。

 そこで今週号は、ズバリ「寺・墓・葬儀にかかるカネ」と題し、「死」にまつわる費用を網羅する特集を掲載しました。

 親や親族などが死を迎えれば、悲しみに暮れるまもなく葬儀や墓の準備など、やらなくてはならないことが山ほどあります。ところがその費用となると、「皆目わからない」といった方がほとんどなのではないでしょうか。

 愛する人の死に直面して冷静さを欠いている状況に、つけ込んでくる悪徳業者もわんさかいるため、注意が必要です。

 今回の特集では、それぞれの相場をお示しするとともに、その費用のカラクリを浮き彫りにしています。

 たとえば葬儀費用。葬儀社は、効率よく葬儀を引き受けるために、私立病院に年間2000万~3000万円の寄付金のほか、一遺体当たり2万~3万円を病院に支払っていると言われます。こうした費用が代金に上乗せされ、結局、遺族が負担させられています。

 墓も同様です。民間霊園は、石材店と開発業者が組んで開発しているのですが、その開発費用などが墓石代に丸ごと上乗せされ、遺族の負担となっています。結果、墓石代の4割が石材店などの儲けと言いますから、なんともおいしい商売のようです。

 しかし、宗教観の変化や少子高齢化、核家族化などに伴って、こうした供養の形も急速に変貌を遂げています。昨今の不況によって、費用をかけたくないといったニーズも高まるでしょうから、今後、さらに変化することは必至です。

 また、「自分らしさ」を追求する人たちも増え、これまでにない新たな葬儀や墓の形も現れています。さまざまな新潮流を取り上げていますので参考にしてみてください。

 もう1つ、大きな問題として浮上するのが相続問題。残された遺族たちが、骨肉の争いを繰り広げてしまうというのはよくある話です。そうならないためにチェックしておきたい5つのポイントも合わせて掲載していますので参考にしてください。

 まさに人生最後の大イベントである「死」。突然のことに慌てないよう、今から準備しておいて決して損はありません。

(『週刊ダイヤモンド』編集部 田島靖久)

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