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『マインドセット ものを考える力』監訳者が語る“未来を予測する考え方”

【第28回】 2008年8月25日
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シリーズ1400万部のベストセラー『メガトレンド』の著者、ジョン・ネスビッツが、社会のうねりを読み解くための11のマインドセットを披露した話題の書の読みどころを、監訳者の本田直之氏が解説する。

 時代はいよいよ不確定、非連続の時代になってきている。ビジネスパーソンのスキルとして、語学、IT、金融の知識に加え、時代のうねりを読む力が必須になってきている。

サバイバル時代を
生き抜くための考え方とは

マインドセット ものを考える力
ジョン・ネスビッツ著/本田直之監訳 門田美鈴訳 ダイヤモンド社刊 1600円(税別)

 いま社会の大きなうねりとしては、会社依存の時代から個人サバイバルの時代に変わってきている。いままでの会社依存の時代は、世の中の先行きをあまり予測して生きなくても、自動的に会社も成長し、自分の給料も自動的に上がって、経済も発展していったので、こういうことを考える必要はなかった。

 ただ、90年代後半から2000年にかけて、世の中が大きくシフトし、会社の寿命が個人の労働寿命よりも短くなってきてしまった。労働寿命が50年、会社の寿命は30年と言われる時代になってきたのだ。となると、必然的に世の中の大きなうねりを考えながら、自分の仕事、キャリアパス、ライフスタイル、資産形成などを考えなければならない。

 本書は、ものの考え方を変えることで大きなうねりをどう予測するかという重要な考え方を持とうと書かれた、まさに画期的な本である。

 著者ネスビッツはある日友人と話していた、自分の行なっている「分析」が他人にできないのは、リサーチや経験の違いよりも自分の「ものの考え方」が違うからだと気がついたと言う。ものの考え方が違えば、同じ情報でも受け取り方が変わってくる。本書は個々の目的に沿って意図的に発達させる「ものの考え方」に注目して行くのだが、それが非常に画期的なところだ。本書では下記のとおり、11のマインドセットの方法が出てくる。

 マインドセット1 変わらないもののほうが多い
 マインドセット2 未来は現在に組み込まれている
 マインドセット3 ゲームのスコアに注目せよ
 マインドセット4 正しくある必要はないということを理解せよ
 マインドセット5 未来はジグソーパズルだ
 マインドセット6 パレードの先を行きすぎるな
 マインドセット7 変わるか否かは利益次第である
 マインドセット8 物事は、常に予想より遅く起きる
 マインドセット9 結果を得るには、問題解決よりもチャンスを生かすべし
 マインドセット10 足し算は引き算の後で
 マインドセット11 テクノロジーの生態を考える

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