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1000円台で楽しむ おとなの居酒屋
【第54回】 2010年1月8日
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浜田信郎

居酒屋好きの店主がつくった、理想の大衆酒場 秋元屋(野方)

 自らも大衆酒場をこよなく愛する店主・秋元宏之さんが、自分の理想とする酒場を目指して、野方に「秋元屋」をオープンしたのは平成16(2004)年1月のこと。

 いろいな酒場のいいところを、一所懸命採り入れていくうちに、今までどこにもなかったような大衆酒場ができあがり、開業6年にして都内でも屈指の名酒場と言われるようになりました。

 開店当初は、焼き台を中心とするコの字カウンター15席だけだった店内も、拡張、拡張を繰り返し、現在はカウンター32席、テーブル約30席と、総席数60席を超える大きな店になっています。店はいつも満席状態ながら、ひとりか二人であれば、ちょっと待っていれば入れるようになったのがうれしいですね。

 そんなカウンター席の一角に腰をおろし、飲み物はホッピー(380円)を三冷(さんれい)でいただきます。

 飲み物もまた、いろいろな大衆酒場の人気メニューを採り入れていて、選択肢たっぷり。

 ホッピーも、普通にホッピーと注文すると、氷入りで出されますが、「三冷で」と注文すると、氷はなくなる代わりに、冷凍庫でキンキンに冷えたジョッキが出されます。焼酎も普通は宝焼酎ですが、金宮焼酎も選べます。

 看板メニューのやきとんは、基本的な品々は1本100円で、それぞれ1本ずつから注文可能。普通のタレ焼き、塩焼きの他に、ミソ焼きという味付けがあるのが大きな特徴です。

 ミソ焼きは、液体状のミソだれに浸けながら焼き上げるスタイル。ミソの味がじっくりと染み込んで、冷めてもおいしいやきとんができあがります。

 レバ、テッポウ、カシラを、1本ずつミソ焼きでお願いし、焼き上がりを待つ間に、サイドメニューのポテトサラダ(300円)をもらいます。

 やきとん以外のサイドメニューが充実しているのも、この店の人気の理由のひとつ。山芋醤油漬や冷奴、お新香、月見とろろ、ジャコおろしなどが、それぞれ150~300円ほどと値段も安いのです。

 ミソ焼きが焼き上がったところで三冷ホッピーをもう1杯おかわりし、1時間ほどの滞在。今日のお勘定は、席料100円も入って1460円でした。どうもごちそうさま。

一人飲みでも、仲間飲みでも楽しめる雰囲気がいい! うまいポテサラがあるのは名店の証 名物のミソダレで焼いたテッポウ(左)とレバー

【お店情報】
店名: やきとん「秋元屋」
電話: 03-3338-6236
住所: 中野区野方5-28-3
営業: 17:00-23:30LO(土日祝は16:00-、日祝は -21:00LO)、月休

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浜田信郎

1959年、愛媛県生まれ。造船会社で働く設計士。サラリーマンの傍ら、名店酒場を飲み歩く。その成果を綴ったブログ「居酒屋礼賛」は、呑んべいに大人気。著書に『酒場百選』(ちくま文庫)がある。


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