本棚には入れるべき本、入れない本というのがある。これらを知り、一度しくみ化してしまえば、機能的な本棚が手に入る。その本棚は鋭い情報の収集とその活用をサポートしてくれるだろう。

本棚には、いれるべき本と、入れない本がある

 私は、本棚に入れる本と入れない本を明確に区別している。
 入れる本は、サイエンスや歴史、経済などのノンフィクションであり、小説やエッセイではない本だ。そして、入れない本は、小説やマンガなどのフィクションである。 別に、小説やマンガが悪いと言っているのではない。理由は以下の通りだ。

 サイエンスなどの分野は、「最新の情報が変わり続けるもの」である。だから、常に情報はアップデートしなくてはならない。アップデートのためには、自分が今、どんな古い本を持っているかを可視化することが欠かせないので、アップデートが必要な分野の本は本棚に入れておくべきなのだ
 また、経済の分野の本は、経済社会そのものが早く変化することから、次々に新しいものが出版される。社会人たるもの、古い情報を後生大事に持っていては世界の動きに置いていかれてしまう。可視化してアップデートを繰り返さなくてはならない。