経験からは大したことは学べない。
歴史から学ぶべきだ

 「歴史」が欠かせないのは言わずもがな。私たちは歴史に学ぶべきだからだ。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉がある。自分や、自分とあまり変わらない個人から学べることは知れている。それよりも、歴史上の事実や大人物にこそ学ぶことはある。
 徳川家康は待つことの大切さを、帝国陸軍は精神論では勝てないことを教えてくれる。

 歴史を読むべき理由はもうひとつある。それは、優れた経営者はたいていが、歴史に学んでいるということだ。歴史を知らなければ、そういった人たちと一緒に仕事をする機会があっても、学べることは限られている。

 ただ、歴史もまたジャンルが多い。なので、入り口となるジャンルは絞った方がいいだろう。私は、西洋なら近代史、日本なら江戸時代を入り口としてきた。