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【富山県の県民性】広い家に暮らす余裕は勤勉と着実な生活力の証

都道府県データ:Vol.30

岩中祥史 [出版プロデューサー]
【第30回】 2010年3月1日
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 かつて越中富山といえば、多くの人が薬売りを思い浮かべたものだが、近頃はもっぱら、家が広い、お金持ちが多いというのが、この県のイメージとして定着しているようである。それもこれもすべて、勉強熱心、勤勉という富山県人の気質に発していると言っても過言ではない。

 人々はつい数十年前まで、県内を流れる主要河川のたび重なる氾濫と格闘し続けてきた。それをもたらすのは、春になると、南部にそびえる峻険な山々から川に流れ出てくる雪解け水である。それほど冬の降雪量が多く、山々から平野部へ向かっての傾斜もきついということだ。

ふだんからそうした事態に備えるのが人々の習い性になったのだろう。

 大きくて広い家を建てるにはお金が必要である。お金を貯えるには、きちんとした仕事に就き、一生懸命働かなくてはならない。それには、いい学校に通いしっかり勉強する必要がある。遊び場が少ないから、無駄なお金を使うこともない。

 それが、持ち家比率は日本一、一世帯当たりの月間実収入は2位、共働き家庭の比率は3位、女性の就業比率は4位といった統計に示されている。派手さはないものの、安定度・富裕度にかけては誰もがうらやむような暮らしっぷりが見て取れる。それでいて、バブル的な要素とはほとんど無縁なのが、いかにも伝統的な日本人らしい。

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岩中祥史 [出版プロデューサー]

1950年、愛知県生まれ。東京大学文学部卒。出版社に勤務後、独立して編集企画会社エディットハウスを設立し、現在、代表。著書に、最新刊『日本を変える「名古屋脳」』(三五館)、『アナログ主義の情報術』(梧桐書院)、『出身県でわかる人の性格』『札幌学』、『博多学』、『名古屋学』(新潮文庫)などがある。各県の気質を調査した、現代県民性評論の第一人者。

 


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