ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

ミドルを窮地に追い込む「部下の不正」
リスク・マネジメントを軽んずべからず!

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表],重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]
【第16回】 2010年2月17日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

不機嫌な職場ほど
多くのリスクが潜んでいる

 あなたの部下が不正をしていたら、あなたはそれを事前に発見することができるでしょうか。

 経費の使い込みをしていたり、不正な取引をしてリベートを得ていたり、取引先に個人情報や機密情報を流していたり、品質基準を満たさない商品を流していたり・・・・・・。

 悪意を持ってこうした不正を働く人は、そうはいないはずです。でも、モラルが乱れがちな不機嫌な職場では、「気づくと不正に手を染めてしまっていた」という人も、少なくありません。

 たとえば、過度な成果主義のなかで「リストラ対象にされたくない」という一心から架空売り上げを計上していたり、「自分は傍流なんだ」と卑下しているうちに誰もみていないのだからこのくらいやっても構わないと不正な処理をしていたり。

 もちろん、理由はどうであれ、不正は許されるものではありません。しかし、日々のプレッシャーで追い込まれ、自分の居場所を失くした人たちが自暴自棄になって犯した過ちを一方的に責め立てるだけで、こうした不正はなくなるのでしょうか。

 それに、悪意を持っていようが、追い詰められていようが、こういう人が出てしまったら、いずれにせよあなたの監督責任が問われます。

 「なぜ不正を事前に把握できなかったのか」「不正が起きないような指導ができなかったのか」と、上司や会社から責め立てられるかもしれません。

 そういう意味では、あなた自身を守るためにも、職場の仲間や部下を守るためにも、そして会社を守るためにも、「リスク・マネジメント」が必要になります。では、どうすればよいのでしょうか。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

高橋克徳 [(株)ジェイフィール代表]

野村総合研究所、ワトソンワイアットを経て、ジェイフィールの設立に参加。組織における感情問題の解決や組織活力向上のコンサルティングに全力を注ぐ。多摩大学講師など、多方面で活躍。共著の『不機嫌な職場』(講談社)はベストセラーとなる。
-----☆★日本中の職場をご機嫌に!★☆-----
ジェイフィールのホームページはこちら


重光直之 [(株)ジェイフィール取締役]

株式会社ニイタカ、社団法人日本能率協会を経て現在に至る。ヘンリー・ミンツバーグ教授との出会いを機に、ミドルマネジャーを元気にする「リフレクション・ラウンドテーブル」を日本に導入し、プログラム開発とファシリテーターを担当。「感じる研修エンジニアリング」の普及にも力を入れ、スキット研修、演出家を招いての役作り研修など、多彩に展開中。

ホームページ:http://www.j-feel.jp(日本語)

 


ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座

職場のコミュニケーションが崩壊し、社員の対立や生産性の低下に悩むミドルマネジャーが急増しています。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者と「ミドル再生」を専門とする同僚が、管理職が不機嫌な職場を改革するための知恵を徹底指南します。

「ミドルマネジャーのための「不機嫌な職場」改革講座」

⇒バックナンバー一覧