集中できるかどうかは
手帳の選び方にかかっている

集中とは「一定時間あたりにより多くの作業をこなすこと」と定義づけることができる。集中を習得するためには、生活習慣や休養などをうまく組み合わせて時間を適切に配分しなければならない。勉強や仕事を詰め込んだところで、長時間集中し続けることは困難だからだ。同様に、目標達成のためにかかる時間を正確に見積もることも重要だ。見積もりが甘いと、長時間穴埋めに費やすことになる。

 そこで重要になってくるのが計画である。時間を管理し、集中しやすいスケジュールを作ることは、脳を鍛え、ひいては学習だけでなくビジネスの成果を上げることに直結する。

手帳は、そうした時間管理を上手に行うための教材と言える。単に罫線だけのノートでも時間管理はできるが、適切な時間軸を作りながら、勉強やビジネスを適切に管理していくためには、それに必要なフォーマットがある。

 どのような手帳なら時間管理をしやすいか。私はスケジュールを「俯瞰」しやすい手帳をお勧めする。日、週、月、年それぞれの単位で、どこにどのような予定が入っているのかを眺めることができる手帳だ。

 脳は、一度に2つ以上のことを考えることができない。だからこそ、区間を区切って「今自分はこの仕事を集中してやるべきだ」と意識づけをする必要がある。常に時間を俯瞰していれば、今自分が何をすべきかがわかるはずだ。