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女性器をかたどった作品陳列で再逮捕
何がわいせつで、何がわいせつでないのか?

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第97回】 2014年12月13日
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 サッカー日本代表アギーレ監督に八百長疑惑が持ち上がった。

 三年前のスペイン一部リーグ監督時代、チームを残留させるために勝ち星を買ったとされる疑惑だ。八百長にはチームの関係者が三〇人ほど関わったらしいが、アギーレもそのひとりとしてスペイン検察局に起訴される可能性があるとのことだ。

 火のないところに煙は立たず。大丈夫か、アギーレ&日本代表。

 アギーレ監督本人は、八百長に関わった事実はなく全く心配はないと言っているが、勝ち星のやり取りや売り買いをしていたのは角界だけじゃないんですね。お相撲の世界は逸ノ城の登場があったり白鵬が大鵬に並ぶ最多優勝を達成したりで八百長なんかなかったかのような顔で大盛況ですが。そーいえば、白鵬もお金をかけて花札をやってたんですよね。賭博をしても大横綱になれば許される日本の国技です。

 日本相撲協会は白鵬の花札賭博を不問に付したのだから、日本サッカー協会もアギーレの八百長疑惑を不問に付すだろう……、なんてことはあってはならないのだけど、たぶん目を瞑るね。

 で、アギーレがスペインの裁判所から呼び出しを受け、そのときになって日本サッカー協会は慌てふためく。

 という図が予想できます。

 だから、原博実さんは日本サッカー協会の専務理事とか強化担当技術委員長とか強化部会長とヵ国際マッチメイク委員長(いずれも兼任)をそろそろお辞めになる時期なんじゃないでしょうか。日本代表監督を選ぶ権限はこの方にあるのだけど、これまでに原さんが選んだ監督は全員失敗だった。

 つーか、さきのW杯。ザッケローニを連れてきて、W杯には出たけどそれだけだったのだから、原博実さんはあのとき責任を取って辞任すべきだったんですよ。どーして辞めないのかね、この人。なんだか、ずっと協会にしがみついているような気がします。協会のお水はよほど美味しいのかもしれません。正しくは権力のお水なのでしょうけど。

 しかし、もしアギーレ監督が八百長問題で有罪にでもなれば、一~六年に及ぶ職務停止処分になる可能性もあるそうだ。あくまで「もし」だが、八百長が事実なら、日本代表はとんでもない人物を監督に据えていたことになる。そのとき原ちゃんはどうするんでしょう。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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