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なぜ、データ分析は大変なのに役に立たないか?

船井総合研究所
【第14回】 2009年11月11日
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 とても労力を掛けてやっていはいるけど、思ったより報われない業務ってけっこうありませんか?データ収集などは典型的ですよね。データ収集するだけで疲れてしまい、肝心の提案がうまくいかないという意見も聞こえてきます。

 私が業務に携わっている、あるチェーン店A社様のケースです。A社は全国に数百店を持っている中堅企業であり、今までは個々人のノウハウで店舗業績向上に努めてきました。ところが、経営陣が入れ替わったため、定量情報をより重視されるようになり、本部と現場の橋渡し役であるスーパーバイザー(SV)にデータ収集業務が集中しているという次第です。

データ収集に労力を費やすと
悪循環に陥る

 現状のSV業務を追ってみると1SV平均15ほどの店舗を担当しており、週に1度1時間程度店舗巡回を行っております。その準備として進捗管理シートというものを作成しているのですが、項目として売上/客数/客単価については1週間/日別/時間帯別/商品別はもちろん、廃棄コスト/就労指数/人時生産性、更に店舗独自の施策別目標数値(KPI)などを店ごとに整理しています。

 今まで数字を整理して分析するということがなかったため、1枚のシートを作るのでもPOSシステムから目的の数値を探してコピー・貼り付けなど約2時間程度かかります。更に加えると個人SVの結果を毎週営業会議にて報告するための資料も作成しておりました。

 更にこれらに加えて、さまざまな社内プロジェクト業務(赤字店黒字化プロジェクト、SVマニュアル整備プロジェクト……)などの業務も圧し掛かっていたため、業務量は膨大となっていたのです。その結果、報告を行うためのデータ収集、分析、資料作成となっており、本来の収集した数字を分析し次の打ち手を考えるという目的から乖離してしましました。現状のSV行動を整理すると、

 データ収集・報告書作成のために膨大な時間がかかる
   ↓
  現場に回る時間が少なくなる
   ↓
  現場を把握した打ち手を打てない
   ↓
  店舗の業績が上がらない
   ↓
  その要因を管理者から求められる
   ↓
  新たなデータ収集に時間を費やす

といった悪循環に陥っています。

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1970年創業の経営コンサルティング会社。創業以来「現場に強い」実践的コンサルティングを展開。独自の経営理論(フナイ理論)を持ち、あらゆる業種・業界から幅広く高い評価を得ている。
1988年に経営コンサルタント業界初の株式上場(大証新2部)を果たし、2005年には東証・大証1部に指定される。名実ともに日本最大級のコンサルタント集団。約400名の専門家が5000社を越す支援先企業のサポートにあたっている。
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