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金融市場異論百出

当局の過ちが危機を招いた?
米国でわき上がる責任論争

2009年2月5日
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 「金融危機への過程で行なわれた6つの過ち」というエッセイを、アラン・ブラインダー・プリンストン大学教授(元FRB副議長)が1月25日の「ニューヨークタイムズ」に寄稿している。「6つの過ち」とは以下のとおり。

 (1)野蛮なデリバティブの放置。1998年にCFTC(商品先物取引委員会)のボーン議長はデリバティブへの規制を望んだが、財務省、FRB、SEC(証券取引委員会)が反対した。

 (2)レバレッジの規制緩和。2004年にSECは証券会社がレバレッジ比率を従来の12倍から33倍に拡大することを認めた。

 (3)サブプライム貸し出し急増の黙認。故グラムリッチFRB理事の警鐘は議長に無視された。

 (4)不十分な差し押さえ抑制策。フランク下院議員や、ベアFDIC(預金保険公社)議長が警告してきたにもかかわらず、政府は対策を怠ってきた。悲劇である。

 (5)リーマン・ブラザーズの破綻。当局者はつぶすには大き過ぎる、複雑過ぎるとは考えなかった。

 (6)TARP(不良資産救済プログラム)の使い方の迷走。

 ブラインダー教授は、当局者が6つの過ちを犯さなければ、金融市場や経済は今日の姿ほど恐ろしいことにはなっていなかったと主張している。

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