経営 X 人事
若手社員を辞めさせず成長させる 「適度なかまい方」マニュアル
【第17回】 2009年7月23日
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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

育たぬ若手が悪いのか
育てられないミドルがいけないのか

――原因は個人ではなく組織に内在している

 3年持たずに会社を辞めてしまったり、上司の期待どおりに育たなかったり。若手をめぐる私たちミドルのイライラは、なかなかなくなりません。もろく、折れやすい若者たちの側に問題がある。「ゆとり教育」こそが元凶なのでは?

 それも理由の一つかもしれません。
 
 でも、本当のところはよくわかりませんし、正しくはケースバイケース、「個人個人によって事情は違う」というところなのではないでしょうか?

 少なくとも私は、若者の非を論(あげつら)っているばかりでは問題は解決しないだろう、と思います。なにより、他責に終始するのは、オトナのとるべき態度としてイカガナものか。

 ここは俯瞰して考えてみましょう。問題の根は、組織の変容にこそあるのです。

ダイアローグの実践に
取り組み始めた大企業

 日経新聞の、こんな記事が目に留まりました。

  NEC、3000人の対話集会 グループの将来像討議

 NECは社員どうしがグループの将来像を話し合う大規模な対話集会を開く。グループ企業も含め、役職や年齢、部署を越えて、「NECにとってイノベーションとは」など4種類のテーマについて討議する。参加者は延べ約3000人にのぼる。

 集会は1回当たり約200人が参加。1グループ4~5人で話し合う。15分ごとにメンバーも入れ替え、できるだけ多くの人と話せるようにする。初回は17日に東京と大阪の計3カ所で開く。今後2ヵ月の間に国内外で計16回開く予定だ。
(NIKKEI NET  2009.7.22 07:00)

 仕事の現場では、言うまでもなく昨日・今日・明日のことに忙殺されます。もちろん、会社として中記3カ年計画などがあり、建前上は、全社員がそれを意識して日々の業務に取り組むことになっています。

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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

1961年、東京都生まれ。1986年 、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部に配属され、以後、記者として流通、家電、化学・医薬品、運輸サービスなどの各業界を担当。2000年 週刊ダイヤモンド副編集長。2006年 人材開発編集部副部長。著書に『だから若手が辞めていく』(ダイヤモンド社刊)

 


若手社員を辞めさせず成長させる 「適度なかまい方」マニュアル

若手社員はなぜすぐに辞めてしまうのか――。放置プレー上司が多い中、早期離職を防ぐためには、若手を「“適度に”かまう」ことが大切。部下を辞めさせることなく成長させる人材マネジメントのノウハウを伝授する。

「若手社員を辞めさせず成長させる 「適度なかまい方」マニュアル」

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