「仕事のしやすさ」が社員のモチベーションを上げる

 グループ各社のシナジーを促進し、人と人がより密に繋がる環境を作り出したJBSの新オフィスは、そこで働く社員たちにどんな変化をもたらしたのだろうか。各部門を代表する4名の社員から、現場の声を聞いてみよう。

(右から)マーケティング本部・山本祐樹さん、営業本部・松原一馬さん、システムインテグレーション統括本部・小野寺美緒さん、管理本部・辻陽太さん

「移転してきて気がついたのは、会話が自然と耳に入ってくるだけで、エンジニアの稼働状況であったり、グループ会社の営業がどんなお客様にアプローチしているかといった情報がおおよそ把握できる。それをきっかけに部署を超えたミーティングも大幅に増えました。あらゆる場所で雑談ベースのコミュニケーションを気軽に取れるようになったことが、ビジネスのスピード感の部分で非常に効いていると感じます」

「一人で集中して作業したいときもカフェテリアを使います。営業マンはよく出先のカフェで仕事をしますが、それを社内でできるイメージ」(松原さん)

 と語るのは、営業本部に所属する入社7年目の営業マン・松原一馬氏だ。以前は「グループ会社の営業マンが同じお客様にアプローチしていた」というケースもありがちだったが、オフィス移転後は情報共有が進み、グループとして戦略的な営業が仕掛けられるようになったことに手応えを感じているという。カフェテリアも情報交換の場としてよく使うそうだ。

 一方で、エンジニアの視点から新オフィスの環境を語るのは、システムインテグレーション統括本部の小野寺美緒氏だ。エンジニアにとっては「PCの前に座り続けられる環境」がもっとも重要であり、そのための工夫の積み重ねが生産性を左右するのだという。

「デスク環境がとっても快適。ずっと座っていても疲れないイスは特にお気に入りです。オフィス移転の時にみんなで座り比べて決めました」(小野寺さん)

「新オフィスの恩恵をもっとも感じるのは、何かアクションを起こすときのハードルが低くなったこと。例えば、Microsoft Lyncなどでコミュニケーションインフラが整備されているので、PCにつないだマイク付きのイヤーセットを使って特別な準備の手間なくオフィス内のどこからでも遠隔地とのテレミーティングができるんです。ミーティングを始めるのに10分間の準備が要るのと要らないのでは大違いですよね。そういう細々とした面倒臭さが排除されたことが、仕事への集中力を持続させていると思います。客先に出向いた日に、"作業がしやすい"という理由でオフィスに戻るエンジニアも増えました」

 いわば長時間座り続けても負担の少ない椅子のような、無意識で感じる"わずかな快適"の蓄積も生産性アップに直結する。オフィス移転の際にさまざまな改善が行われた結果が、エンジニアのストレス軽減やモチベーション向上に効果を上げているのだという。

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