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外科医も気になる「性器センサーと人口問題」

柴田 高
【第9回】

 最近、ある人から気になる話を聞いた。それは2009年4月に発生した弱毒型新型インフルエンザが、強毒型H5N1鳥イフルエンザの感染豚の体内で交雑すると、次の新型としてH5N1のインフルエンザが発生し、ヒト、とくに途上国の人びとは大打撃を受け、地球人口が減少に転じるというものであった。

 私は世界人口をインターネットで検索してみた。そこには「地球人口68億」とあり、日本は1億7千万人ですでに減少に転じている。しかしアフリカなどの途上国を中心に人口爆発が続き1日20万人が増加しているという。日本の若者は草食化していると揶揄され、子どもを生み育てることが容易でなくなった今日、ペットを育てる若者が増えている。日本の女性は結婚せずとも、そして子どもを産まずとも、生き生きとしているように見える。日本政府は少子化対策としてさまざまな行政サービスを開始しているが、人口減少に歯止めがかけられない。

 S市民病院の外科研修医は手が空いている限り麻酔研修として外科系のすべての手術の全身麻酔も担当する。私も外科に所属しながら緊急手術では専門科を超えてさまざまな手術に参加した。そんな中でも「今日は緊急手術ありませんか」と私から志願したい手術があった。それは脳外科の緊急手術。というのも、手術の後必ずといっていいほど、脳外科部長のT先生は手術の参加者を食事に誘って労をねぎらってくださる。夜の11時ごろから病院裏の居酒屋で食事をして、いきつけのバーとお決まりのコースである。手術場の掃除を終えた看護師さんや準夜勤務の仕事を終えた看護師さんたちも途中から参加して盛り上がり、知らぬ間に流れ解散となる。そんなとき聞かせていただいたT先生の海外経験の話は、今でも忘れることができない。

 「ぼくは、アフリカのK共和国で病院研修をした。日本では関連病院といっても地元中心でそんなに遠くには行かない。ところがイギリスでは、大英帝国の植民地だった国々に関連病院があり、そこが研修病院になる。K共和国はぼくがイギリス留学中の研修の一環で行ったところなんだ」とおっしゃって、受診にこられた白人のスチュワーデスさんと食事に行ったりしたこともあると自慢(?)された。

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柴田 高

川崎医科大学卒業後、大阪大学論文博士課程修了。日本外科学会指導医。日本消化器外科学会専門医。現在は大幸薬品社長。著書に『カリスマ外科医入門』『肝癌の熱凝固療法』がある。


外科医のつぶやき

現在は製薬会社役員である外科医師による医療エッセイ。患者の知らない医師の世界。病院の内側が覗ける、ここだけの話が満載。

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