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割高なプロ野球の入場料金
不況に見合う低価格路線への転換も必要か

【第59回】 2009年6月16日
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 プロ野球セ・パ交流戦も終盤戦に入ったが、ここに来て珍事が続いている。

 11日の千葉ロッテ-広島戦ではロッテが1イニング15得点という日本プロ野球記録を作ったし(従来の記録は13得点)、14日のオリックス-東京ヤクルト戦ではヤクルトが1イニング連続打数安打11という新記録を作った(従来の記録は10)。また同日に行われた北海道日本ハム-中日戦では11-4と大量リードを許した日本ハムが終盤に猛反撃。最後は11-10という大接戦になった。

 通常のリーグ戦とは異なる交流戦の変則日程が投手の調子を狂わせているのか、普段対戦がないためデータが少なく単調な投球になって打たれるのか。草野球のような大味な試合が連続しているのだ。

 もちろん相手投手を打ちまくり、記録を作ったチームのファンは大喜びだろう。が、屈辱的な記録を作られた側のファンは「金返せ」と叫びたくなったはずだ。

 ともあれ、そんな意外性が期待できるせいか、この週末はどの球場にも多くの観衆が集まった。試合主催球団発表のデータをトータルすると、土日2日間12試合で球場に足を運んだ総観客数は35万2799人。1試合平均にすると2万9400人になる。

 ただし、この数字だけでプロ野球人気が戻ったと見るわけにはいかない。観客動員が好調なのは土日であって、平日のナイターは、全国的にファンを持つ阪神と巨人、ホームゲームでは抜群の観客動員力を持つ福岡ソフトバンク・北海道日本ハム・中日の試合を除くと、どこも1万人台だ。場合によっては1万人を割ることもある。

 観客には、そのチームを熱烈に応援していて毎試合のように球場に足を運ぶ固定客と、野球は好きだが、それほど熱心に特定のチームを応援しているわけではなく、余裕のある時に「たまには生で野球でも見るか」という感じで球場に来るお客の2種類がいる。

 たまに見に来るお客が足を運びやすいのは週末。そのお客をプレーで魅了し、熱烈な固定客にさせることができれば、平日の観客動員も増える。どの球団もそうなればプロ野球人気復活も本物なのだが、そこまでは行っていないのである。

 それができない大きな要因に入場料の設定があるのではないだろうか。

プロ野球戦に1回行って
1万円コースは妥当か

 チームを熱烈応援する固定客が陣取るのは外野席だ。ここはどの球場も1500円前後で入れる。球団によっては1シーズン通して格安で外野席に入れるチケットを販売しているところもあり、そう負担にはならない。

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