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働く女子の職場サバイバル術 小出真由美

かつてのモーレツ女性総合職はロールモデルになり得ない

小出真由美 [日本マンパワー 人材開発企画部 研究開発グループ 専門課長]
【第10回】 2015年2月19日
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あなたの職場には“ロールモデル”と言える女性社員がいますか?
Photo:promolink-Fotolia.com

 あなたの職場には、あなたが目指したいと思う先輩がいますか?

 もしくは、「素敵だな、見習いたいな」と思える人は、どのくらいいますか?

 よく、女性たちから「ロールモデルが社内にいない」という声を聞きます。リクナビNEXTが行った『若者の働き方に関する意識調査』によると、「社内にロールモデルとなる同性がいるか」を尋ねた質問に対し、男性は52.4%が「いる」と答えたのに対し、女性では「いる」と答えた人が37.3%に留まっています。

 では、果たしてロールモデルとは、どういう人なのでしょうか?

 一般的に「ロールモデル」とは、自分にとって具体的な行動や考え方の模範となる人物のことを言います。女性の場合、このロールモデルをつい過大解釈する傾向にあります。

・見た目や容姿が憧れでも、残業ばかりで仕事が遅い人
・仕事はよくできるけど、男性のような働き方をしていて結婚していない人
・かっこいい旦那さんと可愛い子どもがいてプライベートが充実しているけど、「仕事は仕事」と割り切っていて、仕事の面では尊敬できない人

 そういう人は、自分の目指すものではない、理想の姿ではないとして、自分の会社や周囲には、ロールモデルがいないと思ってしまうのです。

 行動や考え方だけではなく、容姿や働き方、はたまた、その女性の家族構成までも自分の理想に当てはめて考え、結果、ロールモデルがいないと思っている場合が多いのも女性の特徴です。でもよく考えてみると、自分と全く同じ価値観で、見た目やプライベートまで理想の人なんて、そうそういるものではありません。

 そして、個人だけではなく、企業も同じようにロールモデルを勘違いしていることがあります。

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小出真由美[日本マンパワー 人材開発企画部 研究開発グループ 専門課長]

株式会社日本マンパワーで、女性向けのキャリア研修として、女性がライフイベントをポジティブに捉え、自分の軸を持つことで、働く上でのキャリアをどう描くか等をテーマにした研修を開発。その傍ら、産業カウンセラー、キャリア・デベロップメント・アドバイザー、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅰ種マスターコース、ワーク・ライフ・バランスコンサルタントなどの資格を持ち、組織内のキャリア、メンタルヘルス、ワーク・ライフ・バランスの施策のコンサルティングや、各種セミナー講師も行っている。
日本マンパワーHP

 


働く女子の職場サバイバル術 小出真由美

「管理職になりたがらない」「結婚や出産すると仕事へのやる気がなくなる」……こういった先入観を持たれがちな女性社員たち。もちろん全員がそうではないけれど、その偏見から男性上司などとぶつかる機会や、同性同士でも既婚と独身で考え方のズレが生まれることもあります。安倍政権が女性の活躍推進を打ち出し、ますます働く女性の登用が進むなか、働くふつうの女性たちはどう職場で生き抜けば、働きがいや給与を得られるのでしょうか? そのサバイバル職場術を様々なシチュエーションから考えます。

「働く女子の職場サバイバル術 小出真由美」

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