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父と娘の就活日誌

エントリーする会社を絞るには?【前編】

―― 長期戦に備え、就活を「時間軸」で考える

楠木 新
【第11回】 2008年1月8日
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 昨年末の、わが家での会話である。

「今年ももう終わりだね。裕美の就職活動も、来年が本番だ」

「いままでどれくらい活動したの?」

「大学での業界セミナーと、会社説明会に3、4社参加したくらいかな。インターンシップに行った会社も3社あったけど、グループ討議や面接があったくらいだから」

「先日の新聞記事では、12月時点で会社説明会やセミナーに参加した回数で一番多いのは6~10回と書いていたよ。そういう意味では平均くらいかな」

「昔のような就職協定はあるの?」

「日経連が出しているガイドラインでは、最終学年になるまで自粛するので、3月までは内定を出さない会社が多いらしい」

「会社の採用担当に聞くと、総合職は、例年4月の初めから本格的に面接をして、ゴールデンウイークまでには終了すると言ってたよ。裕美もそこから逆算して就職活動の全体スケジュールをつかんでおくといいよ」

「年が明けてからは何をするの?」

「1月からは、志望企業にエントリーをしないといけない。その前に、リクナビなどを通じて仮エントリーして企業から情報を送ってもらうんだよ。これはもう12月から始まっているの」

「仮エントリーの段階で、応募する会社を選ぶ必要があるわけね」

「どこに仮エントリーしたらいいのか、絞れなくて困っているの。本エントリーもあまり多く登録したら時間の余裕もなくなっちゃうと思うし。少し焦っているの」

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楠木 新

金融機関に勤務するかたわら、「働く意味」をテーマに執筆、講演などに取り組む。12万部を超えるベストセラーになった『人事部は見ている。』(日経プレミアシリーズ)、『就職に勝つ!わが子を失敗させない「会社選び」』(ダイヤモンド社)など著書多数。近著に『人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人』(東洋経済新報社)がある。


父と娘の就活日誌

働く価値観が多様化する中、超売り手市場の環境下で、大学生はどのように企業選択をしていくのか。就職活動に臨む大学3年生の娘と父とのリアルな対話を通して、実状に迫る。

「父と娘の就活日誌」

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