株式レポート
3月2日 7時46分
マネックス証券

【新潮流】第184回 弥生 - 広木隆の「新潮流」

◆今日から3月である。正確には昨日からだが、このコラムの読者とは営業日ベースでお付き合いさせていただいているので、今日から3月、と書いても差し障りなかろう。早いもので今年も2カ月が、1年の6分の1が過ぎた。「2月は逃げる、3月は去る」といって、これから年度末に向けてますます慌ただしくなってくる。

◆3月は行事が多い。まず明日はひな祭り。ホワイトデーにお彼岸もある。欧米ではサマータイム(夏時間)への切り替えやキリスト教のイースター(復活祭)もある。学校では卒業式、会社では人事異動。3月は出会いと別れの月だ。

◆3・6・9・12という数字はきりがよいことから、これらの月には大きなイベントがある。市場ではオプションと先物の特別清算価格(SQ値)算出が重なるため、3・6・9・12月のSQを「メジャーSQ」と呼ぶ。米国では3・6・9・12月のFOMCに合わせて政策当局者の経済見通しやFF金利に関する見通しが公表される。FRB議長の会見もおこなわれる。相場格言でも「小回り3カ月」というから、3カ月というのはひとつの重要なサイクルに違いない。

◆2月の日経平均は2カ月連続で上昇した。月間の上昇幅は1123円と、13年11月以来1年3カ月ぶりの上げ幅。月末終値ベースでは2000年3月以来の水準となった。米国のダウ平均も2月は967ドル上昇し、月間上昇幅は3年4カ月ぶりの大きさとなった。欧州でも英国株は15年ぶり高値、ドイツDAX指数は連日の史上最高値更新が続いた。要は、この2月は世界的な株高だったのだ。

◆そうしたなか、今年最初の重要月の到来である。高値警戒感もあるうえに、年度末特有の要因も重なる。相場の波乱にはじゅうぶん注意したい。しかし、3月の別名、弥生とは草木がいよいよ生い茂る月という意味だ。株式相場は胸突き八丁にも見えるが、ここをこらえて、弥生の由来通り、年度末に向けさらなる伸長を望みたいものである。

マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆

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(マネックス証券)


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