大暑(たいしょ)
新暦で7月23日~8月6日頃

「大暑」は一年で最も暑い時期で、真夏日や熱帯夜が始まるのもこの頃です。8月1日から7日が弘前ねぷた。2日から7日が青森ねぶた。3日から6日が秋田竿燈まつり、と東北地方のお祭りが続きます。蛍やクワガタやカブトムシ、昆虫たちが夏を彩ります。

夏の養生法:トマトや玉ねぎなどを多めに食す

 年に4回ある土用の中でも、一番重要な土用になります。どっしりとし、人の中央に立つことで魅力のでやすい季節です。この時期にこそ本来の自分自身の軸を定めます。世の中は常に変わっていき、自分の考えも方向も毎日変化しています。その中でも自分が本当に好きなことは何だったのか、ほかの人との違いは何か、自分をみつめなおす時です。

 方角でいえば土用は真ん中にあたります。人間の真ん中はお腹、胃腸です。夏の疲れがでて、お腹に病症が起きやすいので、食材や食べ方、食べる時間などを見直してみます。1日1食のほうが長寿になるという健康法がブームになっていますが、私は日本人はもともと雑食で腸も長く穀類を好む民族なので、1日3食の粗食のほうが向いていると考えます。

 豆腐は消化を助け、慢性胃炎を治します。うつを治したり、ストレスを改善します。畑の肉と言われる大豆が原材料であること、更年期改善のイソフラボンを含むなど、毎日食卓に載せるべき健康食材です。

(つづく)