ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
週刊ダイヤモンド 企業特集

【企業特集】日本マクドナルドホールディングス(上)
売り上げ急減で現場大混乱
止まらない外食王者の凋落

週刊ダイヤモンド編集部
2015年3月6日
1
nextpage

マクドナルドの凋落が止まらない。中国産鶏肉問題、異物混入事件と相次ぐ不祥事で、売上高は過去にないほど落ち込む。今こそ、良質なサービスで信頼を取り戻すときだが、現場は人手不足で大混乱。サービス劣化という悪循環に陥っている。(「週刊ダイヤモンド」編集部 須賀彩子)

中国産鶏肉の消費期限切れ問題に続いて、異物混入事件が追い打ちをかけ、売上高の大幅減に歯止めがかからないマクドナルド。今年1月の既存店売上高は、なんと前年同月比で38.6%のマイナスとなった
Photo by Ryosuke Shimizu

 昨年12月8日、千葉市の幕張メッセでは、日本マクドナルドのタウンホールミーティングが開かれていた。

 これは半年に1回、店長などの幹部社員やフランチャイズオーナーを前に経営方針が示される重要な会議。この日は、北日本エリアの3000人が一堂に会していた。

 その席上、サラ・L・カサノバ社長はこうぶち上げた。

 「チキン問題のことは、忘れましょう!」

 昨年7月に中国産鶏肉の消費期限切れ問題が発覚して以降、マクドナルドは危機にひんしており、カサノバ社長の言動に注目が集まっていただけに会場内はざわついた。「外国人ならではのポジティブシンキングなのかもしれないが、チキン問題以降、店は対応に追われて大変です。教訓にしなければいけないのに、『忘れましょう』にはあきれました」と、出席した女性社員は憤りを隠さない。

 この女性社員が語るように、今、マクドナルドの店舗は大混乱に見舞われている。その最たるものが人手不足と、それに伴うオペレーションの混乱とサービスの低下だ。

 マクドナルドは原則、店ごとの独立採算制で、毎月の経費は前年と直近4週間の売り上げを基に決められる。

 ところが、中国産鶏肉問題が発覚した7月以降、既存店売上高は前年同月を12~39%下回る状態。そのため経費が削減され、9月以降、人繰りが苦しいのだ。

次のページ>> 初の赤字に転落
1
nextpage

今週の週刊ダイヤモンド

2016年6月4日号 定価710円(税込)

数式も簿記もいらない! ファイナンス力の鍛え方

究極の武器・ファイナンス思考に磨きをかけろ!

【特集2】
コマツの死角
ドル箱ICT建機に攻め込むキャタピラー

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購入いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

【下記のサイトからご購読いただけます】

(ストアによって販売開始のタイミングが異なるため、お取扱いがない場合がございます)

関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
ビジネスプロフェッショナルの方必見!年収2,000万円以上の求人特集
ビジネスプロフェッショナルの方必見!
年収2,000万円以上の求人特集

管理職、経営、スペシャリストなどのキーポジションを国内外の優良・成長企業が求めています。まずはあなたの業界の求人を覗いてみませんか?[PR]

経営課題解決まとめ企業経営・組織マネジメントに役立つ記事をテーマごとにセレクトしました

クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR

経営戦略最新記事» トップページを見る

注目のトピックスPR

話題の記事

週刊ダイヤモンド編集部


週刊ダイヤモンド 企業特集

経済環境が激変するなか、企業が成長を続けるためには、従来の価値観に捉われない長期的な視点による経営戦略が必要だ。経営課題を克服して自社の強みを伸ばすための秘訣を、大企業の経営戦略から紐解いてみよう。

「週刊ダイヤモンド 企業特集」

⇒バックナンバー一覧