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新聞・週刊誌「三面記事」を読み解く

渋谷区「同性カップル」条例案で
同性愛者は生きやすくなるか?

降旗 学 [ノンフィクションライター]
【第107回】 2015年3月7日
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 中谷美紀さんというたいへんきれいな女優さんに“レズ疑惑”が持ち上がった。

 中谷さんと言えば、つい最近、俳優の渡部篤郎さんとのツーショット写真を撮られたばかり。報道によると、十年ほど前、中谷さんはタレントのRIKACOさんから渡部氏を略奪。交際はいまも続き、結婚はもはや秒読み――、と目された女優さんだ。そんな彼女にレズ疑惑がかけられた。本当かしら。

 新宿二丁目(累計発行部数一億三〇〇〇万部の旅行ガイドブック『ロンリープラネット』にも「ゲイタウン」と紹介された街)でゲイバーを営むママさんが言う。

 「五~六年前まで、このあたりで美紀ちゃんをよく見かけたわよ(中略)彼女はゲイの友達がいると話してたけど、あの子は真のレズよ」

 別のゲイバーの従業員もこう言う。

 「美紀ちゃんと渡部さんが結婚間近なんて報じられてるけど、本当に驚いたわね。だって、彼女はレズでしょ。最近は見かけないけど、少し前までこのあたりのレズバーで“女漁り”してるって有名だったわ」

 別のオカマバーの店長も、彼女は筋金入りのレズだと証言した。

 四五〇軒のゲイバーが連なる新宿二丁目には、ほんの三〇軒ほどだがレズバーもあり、その筋では「聖地」と呼ばれているらしいのだが、レズバーのママさんたちは中谷さんのレズ疑惑を否定する。

 「お店で中谷さんを見かけたことはあるけど、わたしの目から見て彼女はレズじゃないと思います(後略)」

 老舗のレズバーの店長も同意見だ。

 「ゲイバーと違って、レズバーは基本的には女性しか入れない閉ざされた世界。中谷さんがレズなら、“パートナー”の噂くらいは耳に入るはずですが、まったく聞いたことがないし、口説かれたという女性の話さえ耳にしたことがありません(後略)」

 大手芸能事務所の幹部も、中谷さんのレズ疑惑に苦笑している。

 「この手の話は困るんですよ。“女性より、男性が好き”と記者会見を開くわけにもいきませんしね。中谷さんも、渡部さんと結婚して、子どもを産めば完全に払拭できますが……」

 中度美紀さんにすれば迷惑千万この上ない話だろうが、彼女がが同性愛者かどうかはさておき、渋谷区と世田谷区と横浜市にお住まいの「LGBT」には朗報である。

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降旗 学[ノンフィクションライター]

ふりはた・まなぶ/1964年、新潟県生まれ。'87年、神奈川大学法学部卒。英国アストン大学留学。'96年、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞を受賞。主な著書に『残酷な楽園』(小学館)、『敵手』(講談社)、『世界は仕事で満ちている』(日経BP社)他。


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三面記事は、社会の出来事を写し出す鏡のような空間であり、いつ私たちに起きてもおかしくはない事件、問題が取り上げられる。煩瑣なトピックとゴシップで紙面が埋まったことから、かつては格下に扱われていた三面記事も、いまでは社会面と呼ばれ、総合面にはない切り口で綴られるようになった。私たちの日常に近い三面記事を読み解くことで、私たちの生活と未来を考える。

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