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営業を“分業”し、業務を専門特化
フリーター活用ビジネスで着実に成長
アズ代表取締役 松田 元

週刊ダイヤモンド編集部
【第73回】 2009年6月3日
著者・コラム紹介バックナンバー
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アズ代表取締役 松田 元(撮影:加藤昌人)

 「フリーターがフリーターになり続けるしかない社会構造を変えていくべきだ」

 フリーターを人材のリソースとしてとらえ、活用しようと松田元はアズを設立した。商談や受注など、法人営業活動をプロセス化し、必要とされる過程でのサポートを提供していく実践マーケティングの会社だ。

 サービスには、顧客を探し、初回訪問のアポイントメントを取り付ける『アポハンター』や、会社紹介に出向き、訪問先の課題把握、キーマン特定などを行なう『ヒットマン』などがある。

 料金体系は1件につき3万円前後の成果報酬型。そのため、市場分析や営業活動の組み立てなど、テストマーケティングを一ヵ月かけて徹底的に行なう。

 したがって、商談成約率は向上。クチコミが広がり、取引先は、一部上場企業をはじめ、累計で160社を超える。成功の理由は、「社内マネジメントが適切に働いているから」だ。

 社員はすべて松田が面接・採用、そして「鬼のように教育する」という。「フリーターというのは、自分のやりたいことをやろうと思い、それが正しいと思って生きている。普通の人間にはなりたくないと思ってきた人生を否定はしない。しかし、だったら普通の人間の営業には絶対に負けちゃダメだ」。

 フリーターの個性を受け入れるだけの器を持つ松田が鼓舞することで、アズの職場は、1件でも多く取引先を獲得しようという一体感に溢れる。フリーター経験者の松田だからこそ成立させられたビジネスだ。

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