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産業レポート

度肝を抜く開発体制!トヨタのロボット事業の本気度

週刊ダイヤモンド編集部
【第9回】 2008年1月28日
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あの「アシモ」を開発したホンダですらはっきりと公言したことはないロボットの中核事業化――。その夢の経営目標を、この世界では比較的後発のトヨタ自動車が先陣を切って宣言した。数年内に開発人員を倍増、介護や家事など幅広い領域で2010年代早期の実用化を目指すという。世界のトヨタが描く青写真とは?

 建物に面した歩道を挟み、向かいの公園まで続く、人、人、人の長い列――。

 新年が明けた年始の休日、東京・上野の国立科学博物館での光景である。入場まで約1時間、訪問客の目当ては「大ロボット博」。その主役はずばり、トヨタ自動車とホンダのパートナーロボット(人と生活するロボット)だ。

 薄暗い会場に入ってすぐ左のイベントスペースには、トヨタのトランペット演奏ロボットとおしゃべりするDJロボットが並び、定時にミニコンサートが開かれる。開催時間が近づくと人で溢れ、会場内は息苦しいほどである。

 別会場では、ホンダの2足歩行ロボット「アシモ」によるショーが開かれるが、80分~2時間待ちはザラ。入場客の約7割が泣く泣く見物を諦めるというほどの大盛況ぶりだ。

 じつは、この大ロボット博で「トヨタとホンダのロボットが一堂に介したのは、初めて」(主催者側の関係者)である。

 その存在感や集客力で、トヨタとホンダのパートナーロボットのどちらかに軍配を上げるとしたら、現時点では圧倒的にホンダだ。特にアシモの踊る、走る、ボールを蹴る、お茶を運ぶなど、その愛らしい仕草は、見る者を魅了してやまない。

 だが、あと5年もたてば、その差は縮まるどころか、逆転する可能性すらある。

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