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限りなく透明に凜として生きる――「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光
【第4回】 2015年3月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐藤初女 [福祉活動家、教育者]

「生きる指針」を求める若い人たちへ
初女さんが贈るあたたかなメッセージ

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『森のイスキア』主宰・佐藤初女氏のところへは、女優・大竹しのぶさんや、総理大臣夫人・安倍昭恵さんなど数多くの有名人が「おむすび」を学びにくる。
また、全国から自殺寸前の人がやってきてそこで「食」をもてなされると活力を得て帰っていく。まさに「ふるさと」のような地が青森・岩木山麓にある『森のイスキア』だ。
1995年公開、龍村仁監督『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』でその活躍が世界中で注目された佐藤初女氏。海外からの講演依頼も多数。現在も精力的に講演活動中だ。
その初女さんが93歳の集大成書籍を出したという。『限りなく透明に凜として生きる―「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光―』。生き方に迷う若い人へのメッセージをお送りする。(構成・池田純子)

生きる指針を求める若い人たち


佐藤初女(さとう・はつめ)1921年青森県生まれ。1992年、岩木山麓に『森のイスキア』を開く。病気や苦しみなど、様々な悩みを抱える人々の心に耳を傾け、「日本のマザー・テレサ」とも呼ばれる。1995年に公開された龍村仁監督の映画『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』で活動が全世界で紹介され、国内外でも精力的に講演会を行う。アメリカ国際ソロプチミスト協会賞 国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞受賞。2013年11月の「世界の平和を祈る祭典 in 日本平」でキリスト教代表で登壇。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王と初対面。その際、おむすびをふるまう。『おむすびの祈り』『朝一番のおいしいにおい』など著書多数。(撮影:岸圭子)

 講演会では1時間程度のわたしの話のあと、たいてい“分かち合い”というお客様との質疑応答のような時間があります。

 最近は昔に比べると、内容がずいぶん変わってきました。
 昔は虐待やDVなど自分の身の上話だったのが、いつの間にか講演会に見える方が若い方に変わってきて、どちらかと言うと、生きる指針や生き方を求める内容が多くなってきました。

 そして問題を出した人は、帰るときに「あの質問をしたのはわたしでした」と、きちんと自分のことを明かしていくのも、ここ最近の顕著な傾向ですね。

 若い人が多くなっているというのは、やっぱり先を心配しているからでしょうね。
 これから、どうやって生きたらいいかわからないって。

 その中にお産を心配している人も、ずいぶん多いですね。
 子どもがほしいけれど、出産後に助けてくれる人がいないとか、両親もいないからどうしようって。

 わたしはそれを「ダメだって決めないで、誰か手助けしてくれる人が出てくるかもしれないから、少し待っていてね」って言うんです。ほら、早いうちに決めておきたいから。

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佐藤初女 [福祉活動家、教育者]

1921年青森県生まれ。
青森技芸学院(現・青森明の星中学・高等学校)卒業。
小学校教員を経て、1979年より弘前染色工房を主宰。
老人ホームの後援会や弘前カトリック教会での奉仕活動を母体に、1983年、自宅を開放して『弘前イスキア』を開設。
1992年には岩木山麓に『森のイスキア』を開く。
助けを求めるすべての人を無条件に受け入れ、食事と生活をともにする。
病気や苦しみなど、様々な悩みを抱える人々の心に耳を傾け、「日本のマザー・テレサ」とも呼ばれる。
1995年に公開された龍村仁監督の映画『地球交響曲<ガイアシンフォニー>第二番』で活動が全世界で紹介され、
シンガポール、ベルギーほか国内外でも精力的に講演会を行う。
日本各地で「おむすび講習会」を開くとすぐ満員になる盛況ぶり。
アメリカ国際ソロプチミスト協会賞 国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞受賞。
2013年11月の「世界の平和を祈る祭典 in 日本平」でキリスト教代表で登壇。
チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王と初対面。その際、おむすびをふるまう。
『おむすびの祈り』『いのちの森の台所』(以上、集英社)、『朝一番のおいしいにおい』(女子パウロ会)、『愛蔵版 初女さんのお料理』(主婦の友社)、『「いのち」を養う食』(講談社)など著書多数。


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93歳の「日本のマザー・テレサ」がこの20年ずっと温め、最も伝えたかったテーマが「限りなく透明に凜として生きる」。雪深い岩木山麓にある『森のイスキア』の窓外に美しく光る葉は一枚一枚が透明だ。ひと粒、ひと声、ひと手間をていねいに。“今を生きる”と幸福の種が芽吹く。揺れる心をおだやかに整える気づき。年初来続く事件の数々……今こそ「限りなく透明な生き方」を分かち合う必要があるのでは?

「限りなく透明に凜として生きる――「日本のマザー・テレサ」が明かす幸せの光」

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