口で言っても人の行動は変わらない

 製造現場の「カイゼン」は日本のお家芸であり、コストを抑えパフォーマンスを上げる取り組みは、すでに推進されています。ところが、現場は日々新たな課題を課せられ、さらなるチャレンジが求められます。品質しかり納期しかり、また近年は海外拠点との連携などが増えたことで、遠距離間での情報共有という新たな課題も出てきました。

 経済産業省の調査によれば、製造現場が認識する課題のトップは、「コミュニケーション・情報共有」です。IT時代、グローバル時代のパフォーマンス向上に情報共有が大きく影響を与えることを、現場責任者たちは十分認識しているわけで、それゆえ「もっとコミュニケーションを取れ」と言うのが口ぐせになっています。

 それで、現場は変わったのでしょうか?

 答えは「ノー」です。口で言うだけでは、部下たちの行動はまず変わりません。なぜなら、上からの命令通りに動こうとしても、面倒な事態に陥ったり、予期せぬ抵抗を受けたりして、思ったように事が運ばないからです。

 では、どうすれば人の行動を変えることができるのでしょう。

気づけないボトルネックは何か?

 製造企業の多くは、複数の製造拠点を持っています。工場が遠隔地にあるケースも多いでしょう。そこに共通する課題を集約すると、次のようになります。

● 意思疎通に時間がかかる
 情報の詳細についての指示が行き渡らない
 会議のムダが多い

 要するに、「ムリ・ムダ・ムラ」が、品質、コスト、スピードの足かせになっているようです。

 これらの課題を解決する決め手は、情報共有をスムーズに運ぶことのできる「環境の整備」です。それが社員たちの行動を変えます。いえ、環境が整えば、社員たちは行動を変えざるをえない、といったほうが正しいでしょう。

 何も難しいことはありません。企画・開発から購買、製造、物流、営業までが一気通貫で詳細な情報を共有し、顧客の潜在需要にマッチした製品を提供する体制が整う「ある方法」があるのですから。あとは意思決定者がその採用を決断するだけ。その方法とは……。

企画・開発から購買、製造、物流、営業
詳細な情報を共有して
顧客の潜在需要に応える環境を整備する方法の詳細は

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