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保護貿易延長で日系企業に打撃
ブラジル・メキシコ自動車摩擦

週刊ダイヤモンド編集部
2015年3月24日
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グローバル自動車輸出拠点として近年、関連企業の進出が加速するメキシコ。これに焦るブラジルは保護主義的な圧力をかけ、この3年間、メキシコからの自動車輸入を制限してきた。その期限を直前に控えた3月9日、両政府は新たな保護貿易措置を発表した。日系進出企業への影響は避けられそうにない。

 3月9日、ブラジルとメキシコ両政府は、2国間の自動車の無関税輸出入に上限枠を設ける措置を4年間、延長することで合意したと発表した。

保護貿易延長に合意するメキシコ経済大臣(左)とブラジルの外務大臣(中央)、開発商工大臣(右)。メキシコ政府関係者は、「ブラジルはもはや自由貿易に戻るつもりはないのでは」と落胆気味だ
Photo:REUTERS/アフロ

 「無関税輸出に上限枠を設けることについては互いに合意しており、摩擦ではない。しかも、2012年3月から3年間の時限的措置と明示されている。15年3月以降は再び、自由貿易に戻る」

 14年10月末、メキシコ自動車工業会のエドワード・ソリス会長は週刊ダイヤモンドの取材に対し、このような見方を示していた。しかし実際には、相反する結果となった。

 本稿執筆の3月17日時点では、まだ詳細を詰めている段階だが、両政府の発表によると、今年3月19日から1年間の上限枠は15億6000万ドル(約1900億円)。前年に比べて5%下回る。

 メキシコは、今や世界4位の自動車輸出国へと成長を遂げた。低く安定した労働コストもさることながら、実に40カ国以上と自由貿易協定(FTA)を締結。そのため、世界の自動車メーカーは近年、メキシコを新たなグローバル輸出拠点と位置付けている。

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