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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

レノボCEOのアメリオ氏が熱弁
「もはや中国企業ではない」

週刊ダイヤモンド編集部
2008年5月15日
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レノボ・グループ(聯想集団)が米IBMのパソコン事業を12億5000万ドル(約1800億円)で買収して3年。IBMのほか、デルのアジア太平洋や日本担当の上級副社長を経て、2005年から同社のCEOを務めるアメリオ氏に、今後の海外戦略について聞いた。(聞き手:『週刊ダイヤモンド』編集部 大坪稚子)

――レノボの米IBMパソコン事業買収は、中国企業による“走出去”(海外進出)の代表例だが、他の中国企業と同じように、統合後に業績が悪化した。どのようにして業績を立て直してきたのか。

 2005年12月にCEOとなったが、最初にやったのがビジネスモデルの見直しだった。従来のIBMのパソコン事業は大企業中心だったが、ここはすでに成熟市場だ。手つかずとなっていた中小企業向けを強化し、消費者向けをさらにブラッシュアップするには何をすべきか、商品企画から販売体制に至るまで、戦略を再構築した。

――レノボは今、インドなど海外で積極攻勢をかけている。

 レノボには低コスト生産のノウハウがあり、IBMには技術力がある。両者を融合すれば、発展途上国と先進国の両方でシェアを取れると考えている。

 現在、IBM時代にやっていなかった中小企業向けパソコンビジネスの営業体制づくりを進めている。インド、香港、ドイツから始めて、EU全土、中東、アフリカと、販売網を確立していく予定だ。

――昨年以降、ノートパソコンからIBMのロゴをはずし、レノボへの一本化を始めたが、不安はなかったのか。

 10年までIBMの名称を使う権利はあったが、昨年から徐々にIBMを取り除いている。「レノボ」の品質とサービスの高さは、消費者に認知されてきている。IBMとレノボの2つのロゴがあるのは消費者を混乱させかねない。これからは「レノボのシンクパッド」(シンクパッドはレノボの商標に変更)だ。

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