パンに塗ってもよし、コーヒーに入れてもよし。ココナッツオイルは女性を中心に大流行中
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 ココナッツオイルが流行っている。と言っても近年の多くの流行と同様に知らない人にとっては何のことやらのはずだから「ココナッツオイルとは何か」から始めたい。

 簡単に言えば、ココヤシから作られる油脂がココナッツオイルで、果実の種子内部の胚乳から抽出精製される。おなじみの「ココナッツミルク」もココナツの固形胚乳を圧搾、抽出した液体のこと。そこから分離させて製造されるのがココナッツオイルと考えてもよい。また「ココナッツジュース」は前二者とは異なり、若く果肉の少ないココナツの実に含まれている透明な液体である。古い映画などで観られる「ヤシの実を割って中の液体を飲む」シーンを思い出してほしい。

 ココナッツオイルは様々な用途に使われてきたが、この度のブームは米国のスーパーモデル、ミランダ・カーが愛用しているとの報道がきっかけらしい。日本でも口コミやマスコミの報道がブームに一役買い、NHKでは複数の番組で取り上げられている。

 では何に効くのかどう役に立つのかというと、食品としては「アルツハイマーの予防」「甲状腺機能の正常化」「脳の活性化」「ガン予防」「ダイエット」などの効果が期待でき、肌に塗れば「保湿効果」「ニキビ対策」になるというからすごい。

NHKの朝の番組でも「一般の食用油に比べて、体の中に入ると素早く燃焼してエネルギーに変わり余分な脂肪がたまりにくいと言われています。(中略)体の中に溜まっていた脂肪分も一緒に燃焼するというダイエット効果も期待できます。アルツハイマー病の予防などの効果が期待できるという研究結果もあります」と認めたうえで、ココナツオイルを使った豆腐料理のレシピを紹介している。